一日280人が誘拐され、年間2万7000人が殺される! 止まらぬメキシコの犯罪被害
El Confidencial」)
つい先日も、メキシコの犯罪事情がスペインで大きく報道される機会を生む事件が起きた。スペインサッカー連盟の会長で、国際サッカー連盟(FIFA)の副会長でもあるアンヘル・ビリャール氏の姪マリア・ビリャールさん(39才)が誘拐されて翌日遺体となって発見されたのだ。彼女の友人らの証言と連邦警察の追跡調査によって、この事件に関わる状況が解明された。それによると、9月14日の21時くらいに、メキシコ市内のショッピングモールで買い物をした後、そこからタクシーに乗り、それ以降、消息を絶ったというのだ。その後、身代金要求の通報があり、家族は9万ペソ(1000万円)を支払ったという。彼女はメキシコ市内のIBMに勤務しており、治安事情の悪いことは十分に承知しているはずであった。(参照「20minutos」)
メキシコの2013年の誘拐被害者は10万2883人、一日にほぼ280人が誘拐されていたことがわかった。
現在も誘拐事件は留まる様相はないという。その要因はメキシコに蔓延る麻薬組織カルテルとそれに関係した暴力組織が犯罪を犯していることによるものである。(参照「
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