「9条が日本の平和を守っている」。盟友、山崎拓が弔辞で明かした加藤紘一との日々
「日本の政界最強最高のリベラル」
加藤紘一を弔うのに、これほど最適な言葉もないだろう。「憲法9条を一言一句たりとも変えない」と遺言のように言い残すなど、まさに、加藤紘一らしいではないか。そしてそんな政治家こそが「保守本流のプリンス」「いずれは総理総裁」と期待されたのが、かつての自由民主党であった。
ひょっとして山崎拓が読み上げたあの弔辞は、加藤紘一にだけでなく、自民党に捧げられたものかもしれない。
<取材・文/菅野完(Twitter ID:@noiehoie)>
※菅野完氏の連載、「草の根保守の蠢動」が待望の書籍化。連載時原稿に加筆し、『日本会議の研究』として扶桑社新書より発売中
すがのたもつ●本サイトの連載、「草の根保守の蠢動」をまとめた新書『日本会議の研究』(扶桑社新書)は第一回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞読者賞に選ばれるなど世間を揺るがせた。メルマガ「菅野完リポート」や月刊誌「ゲゼルシャフト」(sugano.shop)も注目されている
『日本会議の研究』 「右傾化」の淵源はどこなのか?「日本会議」とは何なのか? |
ハッシュタグ