スッキリ暮らすために買ってはいけない「無印良品」インテリアグッズとは?

収納編

・「来客用」の食器は不要!  無印良品に限らず、普段使いとは別で来客用に食器を揃えると、とたんにキッチンにモノが溢れる。整頓された状態を保つには、ある程度の割り切りが必要。ズバリ、普段家族で使っている食器を洗って使うことが肝心だ。  たとえば、無印良品では、おしゃれで手頃な価格の食器が多く、その美しい見た目ゆえ、つい手が伸びてしまうが「本当にこれを毎日使うのか?」と自問しよう。  やまぐち氏も「来客のティータイムしか用途がないのであれば、購入は見送るべき。また、来客用スリッパも何人分も揃えなくていいし、玄関に常備しておく必要もない」と割り切る。  ここで大切なのは、“もしも”のための用意を思い切ってやめてしまうというミリマリスとの考え方。ここまで割り切れれば、部屋は間違いなくすっきりする。 ・大きな棚は買わない  前述したリビング棚と同様、キッチン棚や洋服ダンスも不要に大きなサイズを買ってはいけない。人間の心理として大きな棚を買ってしまうとその余白を埋めたくなり、つい不要なものを買ってしまうもの。  こうした人間の心理を考慮したうえで、あえて小さめの棚を選ぶことで、自然と物を減らすように心がけたい。 ・収納ケースは夏・冬の数を決める  棚同様、タンスの中に余裕があると要らない服をたくさん買ってしまいがち。プラスチックでできた収納ケースである「ポリプロピレン収納ケース」は中身が見えて便利だが、買いすぎはNG。夏用1箱、冬用2箱のように数を限定し、タンスに入れたときに余裕が出るようにしておこう。  なお、「収納ケースの高さや幅を揃えるのは基本中の基本。タンスの中で高さがバラバラにならないように、同じサイズのものを買い揃えよう」とやまぐち氏は言う。

やまぐち氏が実際に使用中の「ポリプロピレン収納ケース」

 一様に無印グッズといっても、良い部屋になるかどうかは、買うときのちょっとしたポイントを意識できるかどうかにかかっている。やまぐち氏のようなミニマリストに学び、無駄なものを買わず、なじみの良い家具を揃えていきたい。 ●やまぐち せいこ:「少ない物ですっきり暮らす」ブロガー。大分県在住、38歳、主婦。夫(39歳)、長男(12歳)、長女(10歳)の4人の家族。結婚14年目。住まいは、3LDK、築20年の賃貸マンション。もともと「甘ナチュラル」「北欧」など、さまざまなインテリアにハマっていたが、転勤族であったことをきっかけに、物を減らすミニマリストに目覚める <取材・文/HBO取材班>
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無印良品とはじめるミニマリスト生活

365日「すっきり」が続く部屋のつくり方

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