北朝鮮側が拉致だと主張する「北レス」集団脱走事件を巡る韓国側の「支援」

国際展示会場で日の丸と並ぶ北朝鮮国旗

 北朝鮮イギリス大使館のNo.2テ・ヨンホ公使が家族とともに韓国へ亡命したことが8月17日に明らかになるなど北朝鮮大物高官の脱北、亡命についてのニュースが韓国発で報じられている。
 北朝鮮からの脱北、亡命者のニュースは今に始まったことではないが、今年4月8日、中国浙江省寧波の「柳京レストラン」から男女13人が集団脱走し、韓国入りした事件は過去にない規模だったからか大きく報じられた。

 北朝鮮では脱北、亡命は国家に対する裏切りであり重大な背任行為として厳罰対象となる。高官家族の亡命についても朝鮮中央テレビで高官への個人攻撃で激しく非難するも短くしか伝えていない。一方、北朝鮮レストランからの集団脱走については異例の対応をとった。

 本来、北朝鮮での祖国への背任行為は親兄弟を含め3代に渡る厳罰が与えられるが、脱走者の両親や同僚女性と称する人たちが映像に登場し、泣きながら、韓国による拉致だと訴え、朴槿恵大統領を強烈に罵る映像を繰り返し流した。「お前が言うな」と日本からツッコミが聞こえそうな話だが、それはさておき前例がない映像といえる。

 果たして北が主張するように韓国による拉致など有り得るのだろうか。

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韓国側の見解は?
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