横浜駅の定番「シウマイ弁当」の崎陽軒には、社員全員が習得している特殊スキルがあった!

シウマイ弁当の掛け紙に見る、横浜の歴史と進化

 シウマイ娘やひょうちゃんの活躍もあって、見事に事業拡大に成功した崎陽軒は、その後も1965年に「真空パックシウマイ」1987年には、孤独のグルメでもお馴染み「ジェットシウマイ」を開発するなど、積極的に新商品や新業態にチャレンジ、現在に至ります。余談ですが、真空パックを開発したのも実は崎陽軒で、商標登録していなかったため、今では一般名称化しています。  一方で、販売面では、北海道から九州まで、全国のスーパー等にも出店していたこともありますが、基本的に横浜でしか手に入らない「真のローカルブランド」を目指すために撤退、その代わりに、仕出し・配達サービスを整備し、横浜市内の各種学校や事業所・会社等では、行事などの際に食事としてシウマイ弁当が配られることも珍しくないほど、より横浜という地域に深く密着する戦略が採られています。そういった横浜密着戦略を象徴するような存在が、下記のシウマイ弁当の歴代の掛け紙なのかもしれません。 初代(1954~1959年) 緑地をベースに横浜港をイメージしたもの。 2代目(1960~1963年) 初代を踏襲し緑地に、当時の横浜の名所である横浜三塔、三溪園、掃部山公園の井伊直弼像などが描かれています。 3代目(1964~1994年) 黄色地に、龍と水晶が描かれて現在の掛け紙に近いデザインです。水晶の中には横浜マリンタワー、氷川丸、前述したシウマイショップ(ビル)が描かれています。 4代目(1995年~現在) 3代目のデザインをベースに、水晶の中には、崎陽軒本店をはじめランドマークタワーやコスモクロック、パシフィコ横浜などのみなとみらい地区の名所が足されました。

シウマイ弁当の聖地?1日2000人が来店する横浜中央店

 最後に、そんな横浜に密着したソウルフード、シウマイとシウマイ弁当が最も売れる店舗をご存知でしょうか。それは、横浜駅の中央通路にある「横浜駅中央店」で1日の平均来客数は2000人、シウマイ弁当の売り上げは600個に及ぶそうです。  今や巨大ターミナルとなった横浜駅の中央通路にある立地もさることながら、この横浜中央店が特に人気なのは、すぐ近くにある本社工場から1時間ごとにシウマイ弁当が出荷されるためで、運が良ければまだ温かいシウマイ弁当が買えたりします。冷めても美味しい工夫が施されてきたシウマイ弁当ですが、お近くに行かれた際は是非、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。 決算数字の留意事項 基本的に、当期純利益はその期の最終的な損益を、利益剰余金はその期までの累積黒字額or赤字額を示しています。ただし、当期純利益だけでは広告や設備等への投資状況や突発的な損益発生等の個別状況までは把握できないことがあります。また、利益剰余金に関しても、資本金に組み入れることも可能なので、それが少ないorマイナス=良くない状況、とはならないケースもありますので、企業の経営状況の判断基準の一つとしてご利用下さい。 【平野健児(ひらのけんじ)】 1980年京都生まれ、神戸大学文学部日本史科卒。新卒でWeb広告営業を経験後、Webを中心とした新規事業の立ち上げ請負業務で独立。WebサイトM&Aの『SiteStock』や無料家計簿アプリ『ReceReco』他、多数の新規事業の立ち上げ、運営に携わる。現在は株式会社Plainworksを創業、全国の企業情報(全上場企業3600社、非上場企業25000社以上の業績情報含む)を無料&会員登録不要で提供する、ビジネスマンや就活生向けのカジュアルな企業情報ダッシュボードアプリ『NOKIZAL(ノキザル)』を立ち上げ、運営中。 <写真/Hajime NAKANO
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