人を惹きつけるためには、視線は上下左右どこに外すといい?

視線を下にはずし、Yesのメッセージを伝える

⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=103264  ポジティブな印象を持たれる視線の外し方。それは、視線を下にはずす方法だ。視線を下にはずした場合には、聞き手は、「自分に対して、誠心誠意話してくれている」という印象を持ち、聞き手にうなずきかけながら、肯定してくれているような印象を持たれている。視線を下にはずす動きが、Yesという意味合いを伝えるのだろう。  複雑な動作の組み合わせではない、とても単純な動作だ。長い時間を要する動作ではない、一瞬のアクションだ。「なんだ、そんなことか、誰にでも簡単に身に付けられそうだ」と思う人もいるに違いない。  しかし、これを漠然と身に付けようと思っても、身に付かない。なぜならば、長年の習慣で、さまざまな方向へ視線をはずす癖が身に付いてしまっているからだ。しかし、この癖は治る。一定時間、集中して、意識して反復演習しさえすれば、新しい型を体に覚えさせることができる。そこで、繰り返し、繰り返し、下に視線をはずす練習を行うのだ。10分ほどの反復演習をして、日常生活の中で、気にし続けていれば、必ず身に付き、1か月もたたないうちに、無意識のうちに、視線を下にはずせるようになっていることに気づくだろう。  一瞬の、たったそれだけのスキルを身に付けることで、話を聞いていて、つい引き込まれ、パーティーなどの場で、つい近くに寄りたくなり、人の輪の中心になる存在になり、人心掌握できるようになるのだ。 ※「アイコンタクトのはずし方」のスキルは、山口博著『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社)のドリル2で、セルフトレーニングできます。 【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第11回】 <文/山口博 イラスト/geralt via pixbay(CC0 PublicDomain)> ※社名や個人名は全て仮名です。本稿は、個人の見解であり、特定の企業や団体、政党の見解ではありません。 【山口 博(やまぐち・ひろし)】グローバルトレーニングトレーナー。国内外金融機関、IT企業、製造業企業でトレーニング部長、人材開発部長、人事部長を経て、外資系コンサルティング会社ディレクター。分解スキル・反復演習型能力開発プログラムの普及に努める。横浜国立大学大学院非常勤講師(2013年)、日経ビジネスセミナー講師(2016年)。日本ナレッジマネジメント学会会員。日経ビジネスオンライン「エグゼクティブのための10分間トレーニング」、KINZAI Financial Plan「クライアントを引き付けるナビゲーションスキルトレーニング」、ダイヤモンドオンライン「トンデモ人事部が会社を壊す」連載中。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社、2016年3月)がある。慶應義塾大学法学部卒業、サンパウロ大学法学部留学。長野県上田市出身
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