7000人リストラ説のシャープ、若手技術者達の胸中を直撃

シャープ公式HP

「シャープの技術者なら転職も楽でしょ?と言われますが、それは本当に優れたごく一部の人間。少なくとも、工場勤務レベルでは全く当てはまりません。去年に自主退職した方達は、海外メーカーに引き抜かれたという話しもありましたが、中小企業で給料が大幅に下がりながら働いている方がほとんど。中堅社員達が次々と退職していく現状を見て、若手社員の中には転職活動を始めたケースも目立ちます。いつ“明日の我が身”か、と不安を感じますね」  こう漏らすのは、20代のシャープ若手技術者。経営不振による2度の大量人員削減の影響で、若手社員達の心はもはや完全に離れかけているのかもしれない。  シャープは昨年8月に、45~59歳の国内社員を対象に募集していた希望退職が3234人になったと発表。当時は、奈良県内すべてのハローワークにて、希望退職者を対象とした早期再就職、生活支援を実施できるよう「シャープ支援」が行われるという異例の事態に発展。ハローワークを訪れた元社員に話しを聞くと、「沈む船に乗り続ける勇気が持てなかった。退職金が充分に出る今のタイミングなら、と退職を決意した」と話していた。  しかし一方では、“一度目”の人員削減の際には、中小企業を中心に元シャープ社員の囲い込みが行われたとのも事実だ。大手人材紹介会社の営業社員はいう。 「昨年にシャープの大規模自主退職が発表されてから、求人掲載数が飛躍的に伸びました。それは元シャープ社員を欲しいという中小企業が続々と求人に参画したからです。企業の人事担当者からも、シャープの社員を狙うにはどうすれば良いか?という相談もありましたね。特に理系の求人に関してはやはり『シャープブランド』は強く、技術者に対する評価は高いものがあった。中にはシャープ以上の条件で迎え入れるという企業もありました」
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元シャープ社員囲い込み期を過ぎて……
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