大西卓哉飛行士、宇宙へ出発。これからの日本の有人宇宙開発はどうなる?

鳥嶋真也

大西卓哉さんら、露・米・日の3人の宇宙飛行士を乗せたロシアの宇宙船「ソユーズMS-01」の打ち上げ Photo by NASA

 2016年7月7日、日本人の大西卓哉(おおにし・たくや)さんら、露・米・日の3人の宇宙飛行士を乗せたロシアの宇宙船「ソユーズMS-01」が打ち上げられ、その2日後に、高度約400km上空の宇宙空間を周回する「国際宇宙ステーション」(ISS)に到着。約4か月間にわたる宇宙滞在が始まった。

 大西さんは宇宙を訪れた日本人宇宙飛行士としては11人目で、またISSに長期滞在する日本人飛行士は6人目となる。また来年には、大西さんと同期の、金井宣茂さんの初飛行も予定されており、今後もISSの運用が終わる2024年までの間、日本人宇宙飛行士が飛び立つ光景を、何度も見られることになるだろう。

 しかし、ISSの運用が終わったあと、日本の有人宇宙開発をどうするのかについて、まだ明確な見通しは立っていない。独自の宇宙船をもたない日本は、宇宙船を保有する米国などの他国の計画に付いていくか、あるいはこれから開発するか、もしくは有人をやらない、という選択肢から選ぶ必要があるが、どれを取っても険しい道が待ち受けている。

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大西さんは宇宙で何をするのか

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