サウサンプトン大学の研究者は1229名の男女に定期的なアンケートを行い、睡眠のパターンや収入の変化を記録。23年にわたって調査を続けました。
その結果は、
・早起きよりも夜ふかしのほうが年収が高かった
・早起きのほうが健康にいいという証拠はなかった
というものでした。なんと、朝型には何のメリットもないどころか、夜型のほうが稼ぎがいい傾向があったのです。
こういった違いが出る理由は、まだハッキリしていません。しかし、これまでの研究によれば、夜ふかしな人には以下の特徴があるようです。
・夜型は頭がいい:420名の男女に行った調査では、夜型の人ほど計算力と文章の理解力が高く、脳の処理スピードも上でした(2)。
・夜型は創造性が高い:428名を対象にした2011年の実験では、夜型のほうが創造性テストの得点が良く、オリジナリティの高い解答を思いつくケースが多かったそうです(3)。
・夜型は女性にモテる:2012年に284名の男性を調べた論文では、夜ふかしな人ほど彼女が多い傾向がありました(4)。
夜型は頭が良くて年収が高いうえに、女性にもモテモテのようです。これだけ見ると、夜ふかしをしたほうが人生が変わりそうな気もしますね。
もっとも、早起きにもメリットはあります。具体的な例を紹介しましょう。