結論をいうと、やはり「バランスのいい食事」は、循環器疾患死亡や脳血管疾患の死亡リスクとの関連がはっきりしたわけだ。
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食事バランスガイドの遵守得点と死亡との関連(国立がん研究センター予防研究グループサイトより)
詳細を見てみると、副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理)および果物の摂取量が「食事バランスガイド」で指定されるバランスに忠実なほど循環器系リスクが低下し、主菜(肉、魚、卵、大豆料理)の摂取量が「食事バランスガイド」で指定されるバランスに忠実なほど脳血管疾患死亡のリスク低下が見られるという結果になっている。
もちろん、太り過ぎも大きなリスク要因であるため、短期的には糖質制限などで体重を落とすのはありかもしれない。しかし、長い目で見ると、やはり「バランスの良い食事」が長生きするには良さそうである。
<文/丹羽唯一朗>