アプリ収益世界トップ10に、mixiなど日本企業3社がランクイン

 アプリ情報調査会社App Annieが、2月29日、2015年度アプリ開発企業収益(有料アプリとアプリ内課金)ランキング上位52社を公開。今回で4回目となったこの調査では、16もの日本企業がランクインした。 アプリ収益_イメージ

トップ10には、mixiをはじめ日本企業が3社もランクイン

 トップに輝いたのは、2013年にソフトバンクが買収したフィンランドの企業Supercell。代表作「クラッシュ・オブ・クラン」は、日本でも盛んにCMが流れていたため、ご存知の方も多いことだろう。続く2位には、これまた日本でもお馴染みのゲーム「キャンディークラッシュ」をリリースしているイギリスの企業Kingがランクインしている。  そして、3位から5位までを日本企業が独占。mixi(代表作「モンスターストライク」)、4位ガンホー(代表作「パズル&ドラゴンズ」)、5位LINE(代表作「LINE」)と、1位、2位の外国企業も含め、大ヒットゲームをリリースした企業が上位にランクする結果となった。 ⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=85485
アプリ収益_ランキング

App Annie発表「トップ52アプリパブリッシャー」

上位52社のうち半分以上が日中韓のゲーム開発企業

 10位以下の企業に目を向けてみると、アメリカ企業のほか、日本、中国、韓国の企業のランク入りが目立つ。日中韓の企業というくくりでみると、その数は全部で28社。半分以上の企業が、この3つの国で占められ、その多くがゲーム開発企業だった。  ちなみに、米国の調査会社EEDARが公開した、北米(米国とカナダ)、日本、中国、韓国の4地域におけるモバイルゲーム市場に関する報告書「Deconstructing Mobile & Tablet Gaming 2015」によると、日本のユーザーが毎月モバイルゲームへ課金する額は平均24.06ドルで、他国と比べ突出している。
アプリ収益_EEDAR

EEDAR報告書「Deconstructing Mobile&Tablet Gaming 2015」

 ゲーム大国日本は、国内の企業のみならず、海外の企業にとっても“美味しい市場”のようだ。<文・写真/HBO編集部>
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会