シェアハウス副業を成功させる低額リフォーム術、たった一つのコツとは?

不動産投資の一ジャンルとして定着したシェアハウス。そこで驚異の利回りで稼ぎ続ける投資家は、共通して「コンセプト重視」と語った。

都市部のシェアハウス運営で驚異の高利回り49%!

OGA氏

OGA氏

 年収300万円台のサラリーマン時代に不動産投資を始め、専業となった現在、東京、神奈川に6軒のシェアハウスを所有するOGAさん。激安物件を購入し、シェアハウス仕様に仕上げて驚異的な利回りを叩き出すのを得意としている。 「コストパフォーマンスを重要視し、利回りを追求するのが僕のやり方。シェアハウスだからこそ『都市部で高利回り』が可能となります」  ポイントは、シェアハウスに転用しやすい中古戸建てを安く買い、リフォーム、設備費用を抑えること。OGAさんは、この方式で最高49%の利回り(表面)を実現している。 「横浜のシェアハウスは価格580万円の物件を現金買いし、6つ部屋があって家賃平均4万円。リフォーム、設備費は100万円もかかっていません」  同じエリアでアパート賃貸など通常の不動産投資を行った場合、利回りは9%がせいぜいだとか。 「言うまでもなく、収益性の高さがシェアハウスの大きな武器なわけです」  では、リフォーム費用を安く抑えるコツは? 「できるだけ元の間取りを活かすこと。たとえば3LDKなら、3つある部屋それぞれにカギを取り付けて入居者各人の占有スペースを確保する。共有スペースは壁紙を張り替えたりペンキを塗る程度。これだとDIYで個人でもでき、費用はかなり安く済みます」  業者に依頼したい人は、闇雲に探すのではなく、自治体ごとにある土建組合に連絡して紹介を請うのがいいとか。 「タウンページなどに載っているリフォーム業者に頼むと、その業者が職人に依頼するため、マージンが乗って費用は割高です。でも各地域の職人さんが多数所属する土建組合なら、職人さんを直接紹介してもらえます。しかも総じて腕が良く、費用も比較的安く済むので安心ですしね」  シェアハウスにはリビングやキッチンなど共有スペースがあり、そこに家具・家電類を装備しなければならない。新品を買うと大きな出費だが、ここでも知恵を使ったワザが。 「ネットの掲示板を通じて、中古の家具、家電類がタダで調達できるんです。今の時代、使えるものでも、いらないという人は山ほどいます。ネット掲示板はジモティなどがいいでしょう」  一方でOGAさんは、入居者のコストパフォーマンスも意識。入居時にかかる初期費用を安く抑えている。 「初期費用は一律3万円。うち1万円を退去時に部屋のクリーニング代としてもらい、2万円は返します。なので実質負担は1万円だけ。それでいて一般の賃貸よりも家賃が安く、家具、家電付きとなれば、コストパフォーマンスはめちゃくちゃ高いですよね」  近年、コンセプト型シェアハウスが増えているが、コスト、利回りを追求するOGAさんのスタイルは王道のコンセプト型といえる。 「コンセプトに力がなければ、いくらお金をかけてもうまくきません。だから僕は王道かつ究極のコンセプトで勝負している。コスト、利回り追求が一番強いと自負しています」 【OGA氏】 介護士時代に不動産投資を始め、29歳で脱サラ。シェアハウス投資を中心に行っている。東京都内で戸建てのAirbnbも実践中。現在、大学で建築学を学ぶ学生でもある ― [民泊vsシェアハウス]今から開業したらどっちが儲かる? ―
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