春節で観光客増加必至。中国人観光客に売れる品はどこでわかる?

 インターネット調査のマクロミルが一年以内に訪日した男女20歳以上の中国人旅行客500サンプルを対象に、日本での買い物などの行動についての調査を行い、その結果を発表した。  調査によれば、旅行前に使おうとしていた予算(渡航費用は除く)の平均は2万5280.34元(約46万5800円)だが、実際に滞在中に使ったのは2万7511.36元(約50万4000円)と予算より多く使った人が多いという結果が出た。また、そのうちショッピングには1万3509.82元(約24万7800円)を使ったという。  実際に購入したものとしてはチョコレート(52.2%)やスナック、ビスケット(51.4%)などの菓子類や日本酒(31.8%)などの食品から、やスキンケア化粧品(71.8%)やベースメイク(35.0%)などの化粧品、デジタル一眼レフカメラ(31.8%)が人気アイテムとして挙がっている。

買うものは「新浪微博」などのSNSでチェック

 日本での買い物の際に、購入の決め手となった重要な要素としては、「日本製だから」「品質がよいから」「安全性が高いから」「日本らしいから」「日本にしか売ってないから」という理由が挙がった。  特に、キャラクターやおもちゃのカテゴリーでは、「日本にしか売っていない」という理由は25.1%と、日本のアニメやキャラクターグッズの潜在的需要の高さを感じさせる結果となった。  また、購入に際しての事前の情報収集としては、SNSや口コミサイトが圧倒的多数を占めた。特に「新浪微博」や「腾讯网/QQ空間」、「WeChat微信」などのSNSが情報収集源として高い人気を誇っている。  これから春節を迎える中国。訪日観光客の増加も期待できる中、何が売れそうか探るためにも中国系SNSをチェックしておくといいかもしれない。 <取材・文/HBO取材班  写真/我妻伊都 データ提供/マクロミル