【FX投資の教科書】朝のトレードはなぜ勝てるのか?

広がり続ける格差や給料頭打ちの経済情勢なぞどこ吹く風と言わんばかりに、アグレッシブに資産を増大させているミリオネア投資家たち。そんな彼らの独自の投資戦略、そして資産形成術と勝負のタイミングを知ることで、億超えへの道を探る! 【FXスキャル ことふく氏】 総資産1億7000万円/投資歴10年 直近1年の騰落率+4800万円 「大卒で勤めた会社を3年半で退職、次の就職先も1日で辞め、3日で辞め、1か月で辞め、どこも続かない。これからどうしようかと思っているときに出会ったのが株でした」
ことふく氏の資産推移

【ことふく氏の資産推移】’06年に元手100万円で株を始めるも失敗。FXに転向し、1か月で3万円を600万円に増やすも再び失敗。’10年に「聖杯」を発見し、3000万円まで増やし、また一時的に減らすも’13年、一気に億超え!

 そう振り返るFXトレーダーのことふく氏が投資を始めたのは’06年。まず挑んだのは株トレードだったという。 「バイトで稼いだカネを株につぎ込んでいくが、資金は溶けるばかり。100万円が半年でゼロになりました―」  そんなときに出合ったのがFXだ。 「雑誌で見たのがきっかけでした。当時はまだ400倍のハイレバで取引できた時代。3万円が1日で21万円になり、1か月後には600万円。いける! と思って調子に乗ったところで、またゼロになりました。30歳を超えて無職・資産もゼロ。自分は社会不適合者なのかな……。缶を拾っているおっちゃんを見て、ひょっとして自分もあぁなるのかな、と思っていました」  このとき30歳手前だったことふく氏。最後のチャンスだと思い、先輩から紹介された会社に仕方なく就職する。 「ただ、それも続かず1年足らずで退社。再びトレード生活に戻りました。そのとき発見したのが“聖杯”です」  イエス・キリストが最後の晩餐で使ったとされ、数多くの奇譚も残されている聖杯。投資の世界においてはどこかにある夢の必勝法を指す言葉だ。 「私が見つけたのはたしかに聖杯でした。雇用統計のとき、レート更新が数秒遅れる会社があったんです。リアルタイムに動いている他社のレートを見れば、未来を知ったうえでトレードができた。これを使うことで、資産は10万円が3000万円まで増え、トレード用の法人まで設立できました」  しかし、ことふく氏が会社を設立した時期から聖杯が通用しなくなる。 「さらにポンド/円のロングを塩漬けにしていたところ、ギリシャショックに襲われ、10円高になったところで、たまらずドテンショート。さらに円安で何度もロスカット。再び資産はゼロになりました」  だが、再びここである発見をする。 「派遣で働きながらバイナリーオプションで取引していて、ローソク足に出合ったんです」  このとき、すでに投資歴6年。ローソク足を知らずに過ごせたことが驚きだが……。 「それまでずっと平均足を見ていて、ローソク足は全く気にしていなかったんです。なので、『これなら勝てるかも?』と思い、FXに復帰しました。5000円を元手にレバ300倍(法人口座なら可能)で、ユーロ/円の10銭抜きを繰り返して1か月。倍々ゲームで気づけば資産500万円になりました」  どん底生活の最中でありながら、「この前年には婚約もした」ということふく氏。 「ド底辺だった当時の自分と結婚してくれた嫁やその両親には、本当に感謝してもし切れません。それからは徐々に早朝スキャルに移行して、一昨年だけで約1億2000万円、去年も4800万円ほどの利益になりました」  やっと成功を収めたが、今年7月でまさかのスキャル引退を宣言。きっかけは1週間に2度の大きなロストカットを経験したことだという。 ⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=75562
億超えを果たした日本時間限定取引

スキャルピング時代のことふく氏は日本時間専門。ニューヨーク市場の高値・安値で反発する場面を狙った3銭抜きの逆張り取引を大きな数量で繰り返していた

 「ドーンと勝ったのに、その後に大敗して資産を失ってしまう人は多いですよね。家族ができた今、また資産をゼロにするわけにはいかない。落ち着こうと思って、今はスキャルよりも長めのトレードを模索しています」  特にデイからスウィング程度での新たな勝ち方を研究中だという。 「早朝の動きを見ていて、ニューヨーク市場の引け間際から調整し、東京市場でトレンドが再開する傾向があるなと思っていたんです。そうした傾向を利用してトレードできないかな、と」 ⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=75563
午前中を狙うデイトレード

デイトレードへの転向を図ることふく氏が注目しているのは、ニューヨーク市場の大引けから東京市場午前中にかけての値動き。NY時間のトレンドは早朝にいったん調整、10時前後からトレンド再開となる傾向を狙う取引だ

 以前より利益は少ないながら9月には111万円、10月には66万円と稼ぎ、スタイル転向は順調なようだ。幾多の失敗を乗り越え、ようやく掴んだこの成功。本人はどう思っているのか。
成功哲学

学生時代からナポレオン・ヒルなどの成功哲学に興味を持っていた、ことふく氏。読書を通じ、成功への心の準備ができたことが成功の勝因か

「成功哲学の本を学生時代からずっと読み続けていました。いつか、お金に困らない生活をしたいと。それもあってFXで成功するための心の準備ができていたと思います。今は素直に『自分は超幸せだ!』と思えています。人生初ですね。でも、その幸せはお金があるからではない。『お金を共有してくれる家族がいるからの幸せ』です」  諦めない姿勢で投資を続けることが、人生の幸せを掴む秘訣なのかも。 【億超えを確信した瞬間】 「自分にとって世界は相対性に溢れている。寒い日もあれば暑い日もあり、悪いこともあればいいこともある。これだけ大損しているなら、反対に絶対にいつかは億をつかむこともあるだろうと思ってFXを続けていました」 【ことふく氏】 株を入り口に投資を開始。幾度もの失敗を繰り返しながら、8年目からスキャルピングで成功を収める。ブログ「続・FX夢街道」を更新中(http://ameblo.jp/kotofuku2/) ― ミリオネア投資家の(秘)戦略 ―