Googleドライブ1TBが無料になる「ローカルガイド レベル4」って何?
クラウド全盛時代、Dropbox、iCloud、Googleドライブ、One Drive、Amazon Cloud Driveなどなど、誰もがオンラインストレージサービスをひとつくらいは使っているのではないだろうか?
そのなかで最近注目されているのが、Googleが提供するオンラインストレージサービス「Googleドライブ」だ。Googleアカウントがあれば、15GBの無料ストレージを使用することができる。
これだけでも、他のサービスに比べてお得感は高いが、なんとある条件をクリアすると1TBが無料になるのだから、話題になるのも無理はない。
では、いったいどんな条件なのだろうか。
Googleドライブが1TB無料になる条件とは、「ローカルガイドがレベル4である」ということ。読者の中には、「ローカルガイド」という単語を初めて聞いたという人もいることだろう。そこで、簡単にこのガイドの概要を説明する。
「ローカルガイド」とは、Googleマップで利用できるサービスのひとつ。一言で言えば、ショップや飲食店などの情報の口コミ投稿サービスで、18歳以上であれば利用可能だ。
ちなみに、ポイントによってレベルが上がっていき、レベルごとに特典が受けられる。特典は以下の通りとなっている。
【レベル1】0~4ポイント
・ローカルガイドの月刊ニュースレターを受信できる
・Google主催のワークショップやハングアウトに参加できる
・メンバー限定のコンテストに参加できる(一部の国のみ)
【レベル2】5ポイント以上
・Googleの新しいサービスや機能を一般リリース前に試用できる
・交流会を企画し、ローカルガイドのカレンダーで宣伝できる
【レベル3】50ポイント以上
・Googleマップでローカルガイドバッジが表示される
・Google+の限定コミュニティで他のメンバーと交流できる
・ローカルガイドコミュニティのチャンネルが作成できる
・Googleが主催するイベントに招待される(一部の都市のみ)
【レベル4】200ポイント以上
・Googleドライブストレージを無料でアップグレード(1TB)できる
・「注目のローカルガイド」として紹介される可能性がある
・毎年、感謝のギフトが贈られる
【レベル5】500ポイント以上
・Google社員同様、新サービスを一般リリース前に試用できる
・レベル5ローカルガイドサミットへの参加を申し込める
つまり、レベル4以上になれば、「Googleドライブストレージを無料でアップグレードできる」という特典が受けられ、1TBの容量が使えるのだ。
さて、200ポイントを達成するには、単純に考えて200件の口コミ投稿をする必要がある。1日1件としても200日かかる計算だ。仮に、写真を投稿した場合は+1ポイントで合計2ポイントとなるので、必ず写真付きで投稿すれば100件の投稿で200ポイントとなる。
なお、ひとつのスポットに複数回投稿しても、1ポイントにしかならないので注意しよう。
また、質問がきた場合に答えれば+1ポイント、まだ誰も投稿していないスポットを追加すれば+1ポイント、共有すればさらに+1ポイントとなるので、1件の投稿で最大5ポイントもらえる可能性がある。そうすれば、40件の投稿でレベル4になる計算だ。
ちなみに、Googleドライブを1TBにするには通常は月9.99ドルかかるので、1TBのドライブ容量を手に入れるのは、かなりお得ではある。しかし、ローカルガイドでレベル4になるのとどっちが簡単で、時間がかからないだろうか……。それは本人次第というところか。
最近では、米Amazon Cloud Driveが容量無制限プランを5ドルで提供するサービスを開始。1年間限定の料金ではあるが、クラウドサービスは低価格で大容量もしくは無制限という方向性に向かっている傾向にある。
もしかしたら、数年後には無料で500GB程度、年数千円で無制限というオンラインストレージサービスが主流になっているかもしれない。普段からオンラインストレージを複数使い分けているような人にとって、「大容量」や「容量無制限」という設定は大きな魅力だ。こういった高品質かつ低価格なサービスが、今後どんどん増えることを期待したい。
<文・写真/三浦一紀 Twitter:@KazMiu>
【三浦一紀】
ジャンル関係なくなんでも書きます系雑文ライター。どっちかというとインドア寄り。GIZMODO JAPANでも原稿書いてます。
「ローカルガイド」のレベル4が必要条件
200ポイントを達成するには……?
低価格で大容量化が進むオンラインストレージサービス
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