Watch OSが初のメジャーアップデート! どこが変わってどう使いやすくなった?
Apple Watchがリリースされて半年が経過し、期待ほどではなかった……という声もチラホラと聞かれていたが、もしかしたら状況が変わるかもしれない。9月22日より配信が開始されたApple Watch用の最新OSとなる「watchOS 2」。おもな追加機能は下記の項目だ。
・ネイティブアプリ対応
・コンプリケーションのカスタマイズ
・タイムトラベル機能
・FaceTimeオーディオ通話
・Eメールの返信
・ナイトスタンドモード
・アクティベーションロック
iPhoneなしでもアプリが動くようになった
文字盤のカスタマイズが豊富になった
- コンプリケーション画面で表示の選択ができる
- 選択をすると文字盤に表示される
とはいえ、アップデートを行うたびに利用できる文字盤が追加される点も、Apple Watchならではの楽しみと言えるだろう。
スケジュールやメールの管理がより便利になった
スケジュールの確認などに便利に使えるのがタイムトラベル機能だ。対応する文字盤を設定する際に、デジタルクラウンを回すと、時刻とともに文字盤が変化し、過去や未来の情報に文字盤が変化する。文字盤にカレンダーを表示している場合、数時間後の予定をサクッと確認できるのが便利だ。なおタイムトラベルで確認できるのは前後30〜40時間程度となっている。
もうひとつ、使い勝手に直結するもので、Eメールへの返信機能が追加された点も大きい。これまでメッセージアプリを使っての返信には対応していたが、Eメールアプリでは内容の確認にとどまり、返信はiPhoneで行う必要があった。定型文や音声入力による簡単な返信であればApple Watch、長文はiPhone、という風に使い分けられるようになったのは嬉しい改善点だ。
一部のマニア向けとなってしまっていたウェアラブルというジャンルに日の目をあてたApple Watchだが、先行するAndroid搭載の時計型デバイスに比べて、できることが少ないという印象があった。今回のネイティブアプリ対応についても、Android Wearユーザーにとってみれば普通のこと。ただ、できることを小出しに増やし、先行して購入したユーザーを飽きさせない仕掛けとして考えれば、今回のアップデートは歓迎できるものだろう。<文・図版/小枝祐基 Twitter:@k_eda >
【小枝祐基】
スマートフォンやPC関連の取材・記事執筆を精力的に行うライター。白物家電やデジタルガジェットなどのレビューもこなす。共著に『docomo iPhone 6 Plus 完全活用マニュアル(ソシム)』『Pepper スタートブック(SBクリエイティブ)』など。 ハッシュタグ





