「暗黒の10月」、今年は乗り切れるのか?!
2015.10.02
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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、投資情報会社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など
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10月が始まった。中国バブル破裂懸念や、資源価格の急落などを受けて、株価も世界的に不安定になるなど、やや不穏なムードの中で迎える10月は、「暴落相場」の記憶が強い月でもある。
まず浮かぶのは1987年10月19日、NY発世界同時株暴落、「暗黒の月曜日」だろう。また1929年10月24日は、世界恐慌の幕開け役になった「暗黒の木曜日」、NY株暴落が起こった日だ。
為替相場では、リーマンショック最大の乱高下となった2008年10月24日のパニック相場。この日のドル円は98円台から一気に91円割れへ最大7円以上の暴落となった。
また、1998年は10月6-8日の3営業日で、135円から111円まで最大24円の暴落が起こった。
昨年の10月も米株は急落で始まったが、月末は黒田緩和第2弾で世界的に株価急反発に大転換となったが、さて、今年はどうか?株高、株安、どちらに転んでも、「勝負の10月」になる可能性は注目される。(了)
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