6年ぶりリニューアル!ハッピーターン魔法の粉の秘密

ハッピーターン01 9月7日、6年ぶりにリニューアルされた亀田製菓のハッピーターン。パッケージのキャラクター・ターン王子のイラストが変わったほか、味も濃い目に変わったという。ファンの間では“魔法の粉”と呼ばれ、広く親しまれているハッピーターンのパウダー。これが変わったというならば、一大事。さっそく、亀田製菓に魔法のパウダーがどう変わったのか取材してみた。

味はパウダーではなく、せんべいで変えている!

「パウダーの成分は商品パッケージにも書かれていますが、砂糖・塩・アミノ酸・タンパク加水分解物で構成されています。ですが、実はパウダーの配合自体は、ここ10年変えていないんです。変えているのは、せんべいの生地で、せんべいの表面にある凸凹を変えることによって、食べた時に感じる味の印象を変えているんです。今回はパウダーがより絡みやすくなるような溝にして、味を濃くしたんです」
ハッピーターン02

凸凹ゾーンとパウダーポケットでハッピーパウダーをしっかりキャッチ

 そう語ってくれたのは、広報の平野和雄氏だ。平野氏によると、一般的なせんべいの消費者は50代が中心だが、ハッピーターンの消費者は10代~20代の若者が中心で、以前より「味を濃くしてほしい」という声が多かったのだとか。そこで試しに、2009年に「200%パウダー」を、さらに2010年に「250%パウダー」を発売したところ、これがバカ売れ。2010年の売り上げは、2008年と比べ50%以上も伸びたのだとか。 「『250%パウダー』は現在でも販売しておりますが、コンビニ限定の商品なんです。そこで『一般流通しているものも、味を濃くしよう』というのが、今回のリニューアルだったんです」
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発売当初は、残念ながら売れなかった
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