達人・金森重樹監修[ふるさと納税]最新ガイド

自治体に寄付をすれば、お礼に地元の名産品などが実質2000円でもらえることから、ブームとなっているふるさと納税。2015年4月1日より制度改正がなされ、お得度は倍増。ますます魅力的な制度になっている。そんなふるさと納税を余すことなく活用するテクニックを、達人の金森重樹氏に聞いた!

質も量も劇的に改善!やらなきゃ損する注目制度

金森重樹氏

金森重樹氏

 ふるさと納税にいち早く着目し、身銭をきってリサーチし、実践してきた金森重樹氏。昨年、ふるさと納税について初めて出版された著書『2015年改訂版 100%得をするふるさと納税生活完全ガイド』は大きな話題を呼び、7万部を売り上げベストセラーとなった。  各自治体がどんな返礼品をいくらの寄付で募っているのかHP等でチェックし、気にいったものがあれば申し込む。既定の金額を振り込むと1~3週間で自宅に届けられる――というのが一般的な流れだが、その情勢は時々刻々と変化しているのだという。 「寄付を集めたい自治体は相当知恵を絞っていて、魅力的な返礼品が増えました。例えば昨年まではお米では1万円で20㎏くれるところは一か所しかなかったのに、今ではそれが基準になりつつある。そしていい返礼品は品切れになるのも早いので、あっという間に売切れていく。食物が主体だったのが最近では温泉宿やゴルフ場に使える感謝券まで出ていて、すごく面白くなってきてますよ」  そんなふるさと納税は、この春からますますお得になった。簡単に言えば、もらえる返礼品が倍になったのだ。 「地方再生の一手と位置付けている安倍政権は、ふるさと納税を強力に後押ししています。所得に応じていくらまでなら損せずにふるさと納税ができるか、という上限枠があるのですが、それが制度変更で約2倍になった。サラリーマンの方の一部は、確定申告をする必要すらなくなりました。これは朗報ですよ」  上手にやれば、額面年収の1~2%は回収できてしまう。ふるさと納税はそんな制度になっているのだ。

2015年制度改正でここが変わった

【1】ふるさと納税枠が倍に!米、肉、魚から酒、果物、レジャーまで楽しめる枠が大幅に拡大 【2】「ふるさと納税ワンストップ特例制度」の導入開始で確定申告不要のケースも 【金森重樹】 2014年は年間200件以上のふるさと納税をした達人。その体験を1冊にまとめた『2015年改訂版 100%得をするふるさと納税生活完全ガイド』が好評発売中 ― 達人・金森重樹監修[ふるさと納税]最新ガイド ―
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