500万円以下の激安不動産でボロ儲けする方法
2015.07.13
住人不在で価格が暴落した500万円以下という“激安物件”に目をつけて、初期投資を抑えながら高利回りを実現する投資家たちが増えている。彼らが買うのはワンルームのマンション物件などでなく、主に老朽化した戸建て物件だ。一見でかいゴミにしか見えないようなボロ住宅を、投資家たちはいかにカネを生む「金の卵」に変えているのか……。彼らが実践する“破格物件高利回り生活”を探った!
「激安物件のよさはランニングコストが安いこと。例えば固定資産税も法定耐用年数を過ぎた築古物件ならば、鉄筋に比べて3~5分の1程度。私も築45年の物件をリフォームして暮らしていますが、年に4万5000円です」
そう話すのは住宅ジャーナリストの高橋洋子氏だ。ただし、リフォームの仕方には注意が必要だという。
「建物の構造変更や増築をした場合は新築扱いになることがあるんです。なので、キッチンの交換やフローリングの張り替え、外壁の再塗装程度に抑えることで、固定資産税を抑える工夫をすべきかと」
また、購入時には担保価値がないため「ローンが組めない」という問題が発生するが、それにもやり方はある。
「不動産投資用のアパートローンで組むことです。金利は住宅ローンに比べて倍以上になりますが、500万円程度の物件ならばさほど痛手にはならないはず。また、リフォーム費用も単特でローンが組めますし、金利の安い『フラット35』ではお得なパックもある。資金が用意できない人でも併用すれば手が出しやすくなりますよ」
【高橋洋子氏】
FP。暮らし研究所「エメラルドホーム」代表。家探しの基本から中古住宅の価値向上とリノベーションの魅力を伝える活動を行う
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