「マイナンバー導入」で高騰する株はどれだ?

ITバブル以来、15年ぶりに日経平均株価が2万円台を回復して株式市場が活気づいているが、さすがに相場全体のさらなる大幅上昇は見込みづらくなってきた。しかし、個別に目を向ければ、爆騰の可能性を秘めた銘柄が無数に潜んでいるものだ。では、一体それらはどこで見つかるのか? 相場の「旬のテーマ」に関連している銘柄こそ、その大本命なのだ!

民間もシステム対応を迫られ特需拡大へ

マイナンバー制 行政上の手続きが簡単かつスピーディーになるから国民にもメリットが大だと国はアピールするが、正直な話、“ありがた迷惑”なのがマイナンバー制導入だろう。国民1人ひとりに個別の番号を割り当て、納税や社会保障などに関する情報を一元管理する制度だ。  つまり、これが導入されれば本業の収入のみならず、あちこちの口座にプールしているトレードの利益もすべて把握され、漏れなく抜かりなく課税されることになる。そして、カンペキに把握された所得に基づいた社会保障(保険料)負担が求められるわけだ。  頭の痛い話だが、すでに同制度に関する法案は成立済みで、今年10月から導入が始まる。しかし、嘆いているだけではモッタイナイ。せめてマイナンバー制導入をヒントに株式投資で大儲けし、一矢報いたいところだ。 「10月から国民に個人番号が通知され、まずは公的機関で来年1月から情報連携が実施されます。’17 年7月には自治体が加わり、さらにその先には民間の金融機関へも拡大する予定。したがって、単に導入時のみならず、波状的な経済効果が見込まれます」(河合氏)  国策である以上、民間企業は否応なく対応してシステム構築が必要に。しかも、随時システム改修も求められる。裏返せば、システムインテグレーターには願ってもない特需が発生するのだ。 【NTTデータ】東証1部・9613 システムインテグレーターを専業で展開している国内最大手で、社名からも明らかなようにNTTの傘下企業である。「官公庁や金融機関向けのシステムにおいて高い実績を残しており、マイナンバー制導入でも主役級の役割を果たしているとみられる。現に、同制度のスタートに先駆けて、その実証実験にも参加している」(河合氏)今後3年をメドに金融機関をはじめとする民間へのマイナンバー活用拡大で同社には追い風が吹きそうだ。 ⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/49601/shun_36 NTTデータ現在株価:5530円 単元株数:100株 最低購入価格:55万3000円 目標株価:7400円 買いメド/損切りメド:5700円/5200円 PER:27.7倍 PBR:2.01倍 【DTS】東証1部・9682 独立系のシステムインテグレーターで、金融・通信向けのソフト開発に強く、メガバンクのシステム統合案件で足元の業績も絶好調。「今期も2期連続で過去最高益を更新する見通し。マイナンバー特需でさらなる業績拡大も」(河合氏) ⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/49601/shun_37 DTS現在株価:2662円 単元株数:100株 最低購入価格:26万6200円 目標株価:3400円 買いメド/損切りメド:2600円/2350円 PER:13.78倍 PBR:1.71倍 【アイネス】東証1部・9742 独立系システムインテグレーターで、金融機関からの受注で高い実績を残す一方で、自治体の総合行政システムを手掛けていることでも知られる。すでに自治体向けにマイナンバー対応製品「ウェブリングスプラス」の販売を開始。 ⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/49601/shun_38 アイネス現在株価:1200円 単元株数:100株 最低購入価格:12万円 目標株価:1730円 買いメド/損切りメド:1150円/1000円 PER:33.4倍 PBR:0.89倍 ※株価、最低購入価格は5月29日終値。チャートは’14年12月1日~’15年5月29日 ― 爆騰秒読み「旬なテーマ株」を狙え! ―