渋谷の人気クラブがオフィスに!? ダンスミュージックを聞きながらテレワークしてみた。
コロナ禍でリモートワークに注目が集まっている。
職種によっては、電源やWi-Fiさえあればどこでも仕事ができる。また、ZoomやSlackといったオンラインのツールが普及したことで、社内外とのコミュニケーションも取りやすくなった。
古民家や遊園地など、一風変わった場所でリモートワークを実施することも可能となり、まさに“どこでもオフィスになる時代”と言えるのではないだろうか。
今回は、渋谷の人気クラブがコワーキングスペースとして活用できるというので、実際に足を運んでリモートワークをしてみた。
渋谷には、円山町を中心にクラブが点在し、夜遊びシーンを牽引してきた。しかし今、新型コロナの影響でナイトカルチャーを作ってきた多くのクラブが窮地に立たされている。
クラブはどうしても“密”になりやすいため「感染の温床」と思われてしまい、以前に比べて客足が減少している。
そんななか、渋谷の人気クラブ「ATOM TOKYO」(アトム)は、2020年の12月からコワーキングスペースとしての営業を開始したという。筆者も昔、何度か足を運んだことのあるクラブだ。
「アトムをコワーキングスペースとして利用できる」と知ったときは正直驚いたが、百聞は一見に如かず。クラブでリモートワークを体験することにした。
平日の13時。日中の円山町のクラブ街を進み、アトムへ。
なんだか昼間にクラブへ行くのも変な感じがしたが、気にせずエントランスから中へ入ってみると、受付用のタブレットが置かれていた。オンラインで利用チケットを購入すると発行されるQRコードをかざし、入店する仕組みになっているようだ。
「いいオフィス渋谷 by ATOM TOKYO」は、アトムを運営する株式会社伊藤企画と国内外に約300店舗(2021年1月19日時点)のコワーキングスペースを展開する株式会社いいオフィスが提携することで実現。
本来であれば、DJがかける大音量の音楽に合わせて踊ったりお酒を飲んだりするフロアが、仕事場として使えるとは思ってもみなかった。
渋谷アトムでまさかのリモートワークができる?
クラブのフロアが仕事場になる時代へ
ハッシュタグ