伊方原発3号炉差し止め仮処分決定の決定要旨からわかる、原発規制委による極めて杜撰で作為的なリスク評価


阿蘇山からの等距離円

阿蘇山からの等距離円 50km刻み 意外かもしれないが、阿蘇山からの距離は伊方発電所が最も近い。次いで上関原子力発電所(予定)と玄海原子力発電所が続き川内原子力発電所がいちばん遠い。しかしすべての原子炉が100マイル(160km)圏内に立地する。 伊方発電所と上関原子力発電所は、途中に海を挟むが、火砕流は海上を時速100km前後と特急列車なみの速度で疾走するために海は障壁とならない。 過去に生じた阿蘇4破局噴火級の場合この地図で表示されるよりも広範囲で九州中四国の生物は、ほぼ死滅するし、関東甲信越まで20cmを超える降下物のために膨大な死と飢餓、「文明の消失」が起き、社会は完全に崩壊するとされる。地球史的には比較的短期周期に、人類史的にはたいへんに長い周期で繰り返されている。このような巨大カルデラが日本にはいくつも存在するためにリスク評価と社会的合意の形成は極めて難しい 国土地理院地形図より