ソフトバンクグループの創業者にして、社長も務める孫正義氏。日本を代表する実業家の一人だ
ソフトバンクグループは唯一「世界株」になり得るか?
コンピューターソフトの流通と出版で創業して以来、ヤフーへの出資やモバイルへの参入、プロ野球の球団買収など何かと注目の的となってきたソフトバンクグループ。現在では資金規模10兆円の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を中心とした投資会社として、主にユニコーン企業に投資を行っている。
テンバガーをテーマに過去に数々のテンバガーをヒットさせた実績を持つ「5賢人」に取材を行ってきたが、候補としてソフトバンクグループの名前を挙げる講師がいた。
天海源一郎さんだ。
「確かに、時価総額の規模から荒唐無稽に思われるかもしれないが、日本企業で唯一、米アップルやアマゾンといった世界に名だたる企業=世界株になり得るのがソフトバンクグループ株です」
ソフトバンクグループの時価総額は約8兆8000億円(’19年11月20日時点、以下同)。ここから株価が10倍になれば、時価総額100兆円クラスの銘柄が誕生することになる。アップルの時価総額が約117兆円、アマゾンは86兆円だから、まさにこれらの企業と肩を並べるわけだ。
ちなみに、時価総額で日本市場トップのトヨタ自動車も25兆円。現在は投資先の一つである米ウィーワークに関する巨額評価損で揺れるソフトバンクグループだが、「世界株」への道を駆け上がるのであれば、現在の株価下落局面は買いの好機と言えそうだ。
ソフトバンクグループ 東証1部・9984
(2020年1月15日終値)
時価総額10兆4051億8600万円
最低購入可能金額49万7900円
株価4979円