主催した「桜を見る会」であいさつする安倍晋三首相(中央)=13日午前9時1分、東京都新宿区の新宿御苑(代表撮影) 時事通信社
公職選挙法や政治資金規正法などに抵触するのではないかと問題になっている「桜を見る会」。ご存知のとおり、会費5000円で鳳凰の間にシャンソン歌手や銀座久兵衛の寿司などが登場した、安倍晋三総理の「前夜祭」などが焦点となっている。
そんななか、そもそもの発端となった「桜を見る会」自体の招待客も、「各界で功績がある人」と言われているが、その基準はよくわからない。
例えば、百田尚樹氏、上念司氏、ケント・ギルバート氏、竹田恒泰氏、有本香氏といった “右派系著名人”から、地元の後援会の人々まで、国費=我々の税金で招待されたにしては、随分と安倍総理と近しい面々が集っている。
また、参加者の写真はお互いを写しあっているものばかり。桜を見るイベントというよりは、SNSを使ったプロパガ……いや、“映え”を目的にしているようにしか思えないのだが、問題が発覚した途端、投稿は次々と削除されてしまった。
また、テレビなどメディアに大きく取り上げられるのは、アスリートやタレントが主だが、なかにはキャバクラ嬢なども参加している。代表的なのは、名古屋の有名キャバクラ嬢、エンリケこと小川えりさん。過去にInstagramに招待状をアップして話題になった。(参照:
ナンバー1キャバ嬢が、安倍政権「桜を見る会」に招待された理由とは?|HBOL)
ちなみに、このときエンリケさんは”沢山の報道メディアに出させてもらい想像以上に話題が大きくなりすぎて色んな方達に迷惑がかかると思った為、時間をずらして行きました”ということで不参加。さすがナンバーワンを張るだけにすごい心遣いである。
ただ、実は筆者も、今回の報道を見るうち、「桜を見る会」に参加したキャバクラ嬢に会ったことを思い出した。
複数の店舗でNo.1を獲得、キャバクラ嬢と並行して雑誌モデルもこなしていた彼女はさすがの話術で印象もよく、「これがトップクラスのキャバクラ嬢か」と、たしかにその功績には感心させられた。