日経225オプションを上手に使って「暴落リスク」に備える方法
日経平均は平成最後の4月相場で2万2000円を回復したものの、その後下げ調子。米中衝突で主要通貨も下げ基調。買えば儲かる金融商品はまず見当たらない。こんな状況で稼ぐには売りしかない。下げ相場でも稼ぎ倒すマスターたちの手法を魂に刻むべし!
「オプション」をご存知だろうか? 簡単に言えば、買う権利である「コール」と売る権利である「プット」を売買する金融商品だ。日経225オプションならば、「日経平均を2万2000円で買う権利」などが、日々取引されている。先物と同様、権利の行使期限が設定されており、直近の日経平均が2万円前後で、1か月後に満期を迎える権利行使価格2万500円のコールオプションなどは、1か月後の日経平均を下回る価格で購入できる権利となりえるため、価格(プレミアム価格)が跳ね上がることになる。少々難解に感じるかもしれないが、その活用法は無限だ。
「まずは株の暴落リスクに備えてプット・オプションを買っておくところから始めたらいいでしょう」
こう話すのはFISCOマーケットレポーターの三井智映子氏。自ら、オプション投資も行っている。
「プット買いは“掛け捨て保険”になります。日経ETFや日経先物を買っている人は、日経225のプット・オプションを買っておけば『〇〇ショック』などの暴落時の損失をカバーすることができるでしょう。安いもので1~10円ですから、10円×1000倍で1万円もあれば購入できます。掛け捨てなので、それ以上の損失は発生しません。一方で、株価暴落時にはそのプットのプレミアム価格は跳ね上がるんです」
株価暴落時にプットが数百倍に!? 日経225オプションで掛け捨て保険代わりの活用法
暴落時の損失をカバーすることができる
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