新法施行後の今が狙い目。民泊を「ビジネス」として成功させるための3つの手法

 不動産投資で財を成した投資家たちはどのようにして稼いでいるのか? 先駆者たちがどのようにして成功を収めたかを徹底的にリサーチ。不動産が持つポテンシャルを活用して、少ない元手で大きく儲ける方法を紹介する!

大神麗子氏

環境の整備が進んだ民泊は新規参入者にも勝機が!

 昨年6月の民泊新法の施行以来、大きな変化が生まれた民泊業界。その変貌を民泊投資家の大神麗子氏は次のように解説。 「法律ができる以前は参入障壁が低く、誰でもすぐに始められた分、ルールを守らない事業者も多く、いたるところで問題が起きていました。しかし、法整備が進んだことで、問題のあるオーナーが淘汰。民泊物件数が一気に減ったことで、宿泊単価も高い水準で落ち着くようになりました」  供給される物件が落ち着いたことで、ビギナーでも十分に利益を出せる可能性が高まってきているという。

始めてしまえば外注も可能。会社員でもできる

「プロによる激しいお客さんの取り合いが行われた以前と比べ、現在は初心者の方でもきちんと準備をすれば、結果が出しやすい環境になってきているのは間違いありません。開業のハードルが上がったことはむしろメリットであり、長く安定して運営できることに繋がります。施設開業までの初期投資は300万~450万円程度が目安ですが、フリマサイトやSNSなどを活用すれば家具や家電を安く揃えることも可能です」

宿泊者のニーズに応え、単価を上げる努力を……テレビの設置やアメニティの充実は宿泊者の満足度を向上するため、高単価を狙いたいなら気を使うべき。

 物件を入手して以降は管理を外注し、負担を減らすことも可能。 「始めてしまえば管理や清掃は代行業者に依頼できるので、サラリーマンでも十分回していけます。将来を考えた場合にも民泊は投資先として優良です。人口が減り、右肩下がりになっていく不動産投資に比べ、インバウンドやシェアリングエコノミーなどは伸びゆくマーケットであり、ますます盛り上がっていくでしょう」
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