妻を虐待しまくるモラ夫は精神疾患ではなく、むしろ”正常”という闇<モラ夫バスターな日々14>
「なぜ出て行ったのか、全く腑に落ちません」
離婚調停で、40代の男性が言った。
妻によると、夫は、毎日、「バカ」「お前は病気だ」と妻を罵ったという。罵られ続けて、妻は、うつ状態になり、役所に相談、就学前の幼児2名とともに公的シェルターに保護された。にもかかわらず、夫は、「多少厳しい言葉で叱ることはあったが、夫婦仲はよかった」「勝手に出て行ったことは水に流すから帰って来い」と述べた。
幼児2名とともに着の身着のまま、殆ど所持金なしでシェルターに逃げ込んでも、「勝手に出て行った」と認識する。
毎日罵ったことを「多少、厳しい言葉で叱ったことはある」と振り返る。そして、「勝手に出て行ったことは水に流す」とあくまで上から目線で、反省の態度は全くみられない。このような認知の歪みは、この男性に限ったことではない。私は、離婚弁護士として、日々、このような日本の男性たちをみている。
なぜ、このように認知が歪むのか。それは、自らの言動は社会的に許されているものと考えているからに他ならない。
モラ夫になるか否かは、個人の選択である
生活費は折半させるのに家事はしないアラサー世代のモラ夫
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