街仕様のアウトドアギアは、見た目が優先されて機能的ではないモノが多くあります。また、反対にアウトドアギアを街で使おうとすると、ビビットなカラーが浮いてしまったり、高機能すぎる仕様が使いづらい……なんてことも。アウトドアな遊び好きからは、街でも使える機能的なギアがあればいいのに、という声をよく聞きます。
そこで今回は街の風景に溶けこみ、キャンプやフェス、ポタリングや低山ハイクなどなど、アウトドアでも使い勝手のよい、「シームレス」に使える道具を3つ、紹介しましょう。
まずは、シューズです。2年程前からランニングシューズで多くリリースされるようになったニット地アッパーを採用したモデル。ソックスのように足を包み込み、春夏の暖かい季節には通気性のよさで足の不快感を軽減してくれます。
そのニット地アッパーの波が、今シーズンはいよいよアウトドアシューズにも本格的に到達しています。トレイルランニングシューズで評価を上げている「
ザ・ノース・フェイス」やコスパが高くファッショナブルな「
コロンビア」のニット地シューズにも注目が集まっていますが、街でもアウトドアでも似合うシューズだと人気の「
メレル」も本領発揮です。
メレルを象徴するトレッキングシューズ「カメレオン」シリーズの「
カメレオン7 ニット ミッド」(2万1000円)は、ニットの素材感を生かした風合いがナチュラルで、アウトドア過ぎないスタイリッシュさが魅力です。
とはいえデザインを邪魔しないようにガードがしっかり施され、ミッドソールには独自開発の軽量TPUプレートを、アウトソールはグリップ力にすぐれたヴィブラム社のソールを採用しているので、キャンプはもちろん低山ハイクなら充分に対応するポテンシャルを持っています。
もう少し街仕様のモデルとして、「
レンジ エーシープラス」(1万3000円)もおすすめです。同社のライフスタイルシューズのベストセラー「ジャングル モック」をスタイルアップさせたモデルで、ニットのアッパーが軽快感を演出。3Dニットという立体成型技術でつくられ、縫い目がなく、まさにソックスのようにフィットします。ソールには同社独自のテクノロジーである「AIR CUSHON+」を搭載。足取りだけでなく気持ちまで軽やかにしてくれる履き心地です。