なぜ年収1000万円クラスの小金持ちは話がつまらないのか?<現役愛人が説く経済学73>

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 皆様こんにちは、東條才子です。どこにでもいるアラサーOLですが、複数のお金持ちの愛人として生活しております。前回は「年収1000万クラスの準富裕層が『普通の女性』を好む理由」と題しまして、愛人のポートフォリオについて解説しました。 「ポートフォリオ」という言葉はよく、金融分野で使われます。投資では大きな損失を出さないよう、複数の銘柄や商品に分けて分散投資するのが大切ですが、その組み合わせを円グラフのような一覧にしたもののことですね。

愛人稼業の第一ステージ「準富裕層」

 愛人ビジネスもこれと同じです。経験値が低い女性が、男性1人に頼るのはハイリスク。いくら1人の顧客に注力しても、経験値が低い女性は半年で飽きられますからね。分散投資しなければ稼げません。俳優の渡辺謙と不倫し、略奪したホステスのように、富裕層を一本釣りするのは、普通の女性にとってハードルが高すぎます。  普通の女性が愛人ビジネスをスケールさせるには、資産5000万~1億円未満、年収にして1000万程度の「準富裕層」を5~10人顧客にし、ポートフォリオを組むのが懸命です。愛人バンクの中心顧客は50代ですから、小金持ちの50代を5~10人程度、顧客にして、地道な営業を続けるイメージでしょうか。

「小金持ち」ならではのリスク

 ただ、この連載でも何度かお伝えしておりますが(「小金持ちが、愛人を抱えようとしてメンタル崩壊する理由」など)年収1000万円クラスの小金持ち男性は、無理してお金を工面しようとしてメンタルに変調をきたしたり、ホテル宿泊の際に元を取りたいのか、性欲を爆発させたりして、こちらの気分が悪くなることも多いのですね。  彼らは本物の富裕層と比べますと、並外れた商才やトーク力は持ち合わせておりません。ごく普通の人たちなので、話題も平々凡々としております。平たく言いますと、話がつまらないのです。特に、私の愛人ビジネスがスケールして、本物の富裕層をポートフォリオに組み込むようになってからは、準富裕層との会話が苦痛で仕方がなくなってきました。
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話が広がらずつまらない小金持ち男性。その理由は……
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