元手50万円から9棟100室の大家になった不動産投資家が語る「成功への3つの条件」
「不動産投資にはまとまった元手と大きなリスクが伴う」。そんな固定概念を覆す激安不動産投資。独自の手法で大きく稼ぐ手の内を探る!
激安不動産投資で儲けるためにはテクニックだけでなく、マインドから構築していく必要もある。元手50万円からわずか9年で9棟100室を超える物件のオーナーになった小嶌大介氏はまず、「退路を断つことが必要」と語る。
「『今の生活を変えたい』という一心で不動産投資をはじめた当時は精神的にキツかったです。最初の物件の購入とリフォームで貯金を使い切ってしまい、親父や嫁さんにも借金をしていたので、もう逃げ場がない。将来のことを考えてしまうと不安になるので、とにかく目の前の物件をなんとかすることだけを考えていました。でも、今にして思いますが、切実な気持ちがあったからこそうまくいったんですよね。必ずしも専業になれと言っているわけでなく、大切なのはどういう心持ちで投資に臨むかです。周りの人で、不動産で成功している人にはよく似た覚悟があるように感じます」
小嶌氏が手がけた第1号物件は築30年を超える木造の長屋。柱がシロアリと雨漏りで溶けている廃墟のような物件だったという。この物件を小嶌氏は自らの手でリフォームした。
「お金がないので親父とふたりで休日に作業することにしました。親父は鉄工所の職人なので、なんとなく建築の勘所もわかっていたみたいでしたが、僕は見よう見まねでした。でも、デザインには僕の本業であったデザイナーとしてのセンスが生かされたと思っていて、素人仕事ながらオリジナリティを出せました。近隣でも話題になり、結果的に相場よりも高い家賃を得ることができたんです。不動産投資歴がなくても私のように本業で培った能力を生かせると大家としての武器になります」
さらに小嶌氏は不動産投資を成功するために必要なものとして、「大家仲間」の存在も挙げる。
「一人でできるのは天才だけです。僕は絶対に無理(笑)。同じ志を持つ大家仲間は本当に大切です。これから始める人も、周囲の人と関わり合いながら、『現状から這い上がる』という気持ちを捨てずにいるとうまくいくと思います。もし成功したら、僕と一緒に飲みましょう!」
《「激安不動産投資」成功への秘訣 3か条》
1 退路を断つ
2 スキルを生かす
3 仲間をつくる
【小嶌大介氏】
デザイナー大家。築古物件をプランディングし、次々と高利回り物件に再生するリノベデザイナー。著書に『だから、失敗する! 不動産投資【実録ウラ話】』、『50万円の元手を月収50万円に変える不動産投資法』(ともにぱる出版)など
― [100万以下の不動産]で儲ける技術 ―
激安不動産投資に必要な思考法とは?
前回の記事
ハッシュタグ