歩行者天国がコスプレイヤー天国に!? 屋外コスプレイベントが増加中のワケ

ストフェス名物のコスプレパレード 

 コスプレイベントといえば、かつては同人誌即売会をはじめとした屋内展示場や、屋外でもテーマパークなどを貸し切っておこなう、クローズドなものが主流を占めていた。  しかし、近年はポップカルチャーが趣味のひとつとして定着したことからか、コスプレイベントがよりオープン・パブリックな場所でも開催されるようになってきた。今回はそのいくつかを紹介しよう。

電気街がコスプレイヤーだらけになる

 毎年3月中旬に開催されている「日本橋ストリートフェスタ」は、大阪の電気街「でんでんタウン」およびポップカルチャーショップが立ち並ぶ「オタロード」を会場とした、西日本最大級のコスプレイベントだ。 「ストフェス」の名で親しまれているこのイベントは、歩行者天国となった商店街に、コスプレイヤーとコスプレフォトグラファーであふれかえる、西日本最大級のコスプレイベントだ。コスプレイヤーたちは小学校(現在は閉校)などに設けられた更衣室で着替え、それぞれの写真スポットやコスプレ仲間たちがいる場所へ繰り出す。  また、名古屋市で毎年開催されている「世界コスプレサミット」は、公共スペースを舞台としたコスプレイベントの究極系のひとつだ。  世界最大の旅行情報サイト・トリップアドバイザーで「外国人旅行者が選ぶ夏のフォトジェニック観光スポット」で2位に入ったオアシス21や、大須商店街、名古屋城周辺などがコスプレイベントスポットと化す。

世界中のトップコスプレイヤーが名古屋に集結する 

 この「コスサミ」の特徴は行政・自治体のサポートが手厚いことだ。  開催中はコスプレのまま市営地下鉄やバスを利用することができるだけでなく、観光ルートバス「メーグル」がコスプレラッピングバスになるのだ。また来年7月27〜28日には「世界コスプレサミット2019 in Tokyo」の開催が決定している。

2019年3月まで名古屋市内を運行

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