そろそろ財政破綻してもよくない? 日本円大クラッシュの大穴馬券を――藤沢数希氏

10月31日の“黒田バズーカ―2”の号砲をきっかけに、国民の年金を運用する世界最大の機関投資家・GPIFのみならず、衆院選までもが“官制相場”の燃料となり、円安・株高を演出。2014年を振り返ると、アベノミクス第二幕がド派手に炸裂した1年だった。果たしてこの国の経済は、どこに向かっているのか。新聞・テレビの情報から読み解くことは困難を極める。そこで、ブログ「金融日記」管理人・藤沢数希氏に2015年の日本経済はどう動くのか。その趨勢を大胆予測してもらった! ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※  ’15年の日経平均とドル/円相場の方向を予想してくれと言われて困ってしまった。僕はトレーディングに10年以上も関わっているが、デルタ(マーケットの方向に賭けるリスク)はあまり取らない。金融機関やヘッジファンドのトレーダーの多くが、実はマーケットの方向に賭けることがないのだ。デルタニュートラルになるように、株のトレーダーだったら、ロングとショートの金額が同じになるようポートフォリオが組まれていて、マーケットの上げ下げは損益に影響を及ぼさないようになっている。  しかし、何か書かないわけにはいかない。そこで、いよいよ日本の財政破綻に賭けるポジションを取っていいのではないか、と提案したい。政府の借金はどんどん膨らみ、1100兆円、国民1人当たり900万円を突破した。’15年末には1200兆円に達する勢いだ。一般会計で見ると100兆円近い予算を組み、税収はその半分にも満たず、残りは国が借金をして賄っているからだ。  日本が財政破綻するというのは10年以上前から言われ続け、そうした破綻本の出版が活気づいたのはリーマンショック以降、景気が低迷し続け、とうとう民主党政権に交代した’10年だ。’13年はアベノミクスの是非を議論するのが盛んだったが、財政破綻に警鐘を鳴らす出版も多かった。しかし、今年はすっかり減ってしまった。 財政破綻本の出版件数 日本国債の長期金利は歴史的低水準に留まっており、財政破綻を叫んでいた評論家たちは狼少年どころか、世間から完全なバカ扱いになっている。しかし、’10年には国の借金はまだ800兆円台だった。当時は白川さんという通貨価値を守るのに真摯な日銀総裁だったが、今は黒田日銀総裁が狂ったように円を刷っている。圧倒的に状況は悪くなっているのだ。  バブルだバブルだとみんなが言っているときは意外と弾けない。市場がすっかりバブルであるということを忘れたようなときに大クラッシュは起こる。’15年は財政破綻に賭けたい。円ショート、日経平均ショートを推奨しよう。予想が当たれば、股裂きで大きな利益が出る。外れてもヘッジし合っているポジションなので、それほど損は出ないだろう。 【藤沢数希氏】 欧米の研究機関で博士号取得後、外資系投資銀行に転身。ブログ「金融日記」管理人。恋愛工学メルマガを発行 <日経平均↓円の価値↓> 政府の借金はどんどん膨らみ、1100兆円に。’15年末には1200兆円に達する勢い。そろそろ本当に日本円、日経平均の大暴落が起きるかも!? 図版/ミューズグラフィック
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