北条かやの「炎上したくないのは、やまやまですが」【その37】
活発に発言をする前澤氏のTwitter
ひところメディアを騒がせた、女優の剛力彩芽さんと「ZOZOTOWN」運営会社のスタートトゥデイ社長、前澤友作さんの交際報道。2人がSNSに何を書いた、どんな写真を載せたという一挙手一投足が話題になった。芸能関係者もこの問題には政治的な色がつきにくいので発言しやすかったのか、大御所タレントから若手まで皆が皆、2人の恋模様について勝手なことを述べていた。日本は平和だ。
剛力彩芽さんについては単純に「可愛らしいなぁ」と思う。芸能人なので発言にはかなりの制約もあろうし、バッシングにも耐えるほど恋愛にのめり込む時期があってもいいだろう。若さは免罪符だから老害があれこれ言うのはやめる。
気になるのは前澤さんである。彼について文句を言いたいのではなく、彼を同世代の男性がどう見ているかが興味深いのだ。
8月、FM東京の「TIMELINE」にゲスト出演した。特集テーマは「おじさんバッシング」で、SNSで自己アピールするおじさんの代表として前澤さんが取り上げられていた。
パーソナリティの佐々木俊尚さんは、
「プライベートの恋愛をあそこまで公開する彼のSNS投稿は、正直あまり理解できない。経営者としてしっかりした地位があるのに、それ以上の承認欲求をツイッターで満たす必要があるのか」
と述べていた。
ジャーナリストとして活躍する佐々木俊尚さんは、前澤さんのSNS投稿に過剰な承認欲求を見ている。しかし視聴者からは、「前澤氏を『バッシングされるおじさん』の代表として取り上げるのには違和感」との意見もあった。