ハードル高めのマイニングが気軽に始められるという「クラウドマイニング」、うまみは実際どう?

マイニング事業

マイニング事業を行うGMOの熊谷正寿社長。クラウドマイニングも行う 写真/ AFP=時事 AA/時事通信フォト

 難易度の高い相場だからこそ、ほぼ放置でも確実に稼げる手法がオススメ。マイニング、積立投資、スワップ狙いなど、寝ながらお金が増える全手法を一挙紹介する!

クラウドマイニングなら企業に“便乗”するだけで利回り23%の報酬ゲット!

 自分でマイニングをしようと思っても、電気代や騒音、排熱の問題などがあって、誰でも簡単にできるわけではない。しかも、購入後に壊れてしまったら大きな損失になってしまう。自宅マイニングはそれなりにハードルがあるのは事実である。対して、もっと気軽にマイニングを始められるのが、「クラウドマイニング」だ。  クラウドマイニングは、すでに巨大なマイニングファームなどをつくって運用している企業や団体に投資し、その投資額に応じたマイニング報酬を受け取れるという仕組みだ。いわば、マイニングしている企業に“便乗”させてもらうようなもの。  世界的には「ジェネシス・マイニング」や「ハッシュフレア」というクラウドマイニングが有名。日本企業も続々とマイニング事業に乗り出しており、代表的なところでは、GMOインターネットが現在申し込み可能で、DMMも今後サービス提供の予定。クラウドマイニングをしている会社員、武内一真さん(40歳・仮名)に聞いた。

100万円の投資なら年23万円の利益、そして値上がりの恩恵も

「昨年10月にジェネシス・マイニングに約1000万円を投資しました。手数料などを引かれて、1日6400円ほどのビットコインを受け取っています。年間230万円になるので、利回りは23%。だいたい4年で元が取れて、あとは全額儲けになりますね。ビットコインの価格が2倍になれば、2年で元本回収できる。値上がりの恩恵も享受できるんです」  クラウドマイニングは、投資した額に応じてオフィスビルの賃料収入を得られるREITに近い。 「自分でマシンを購入するわけではないので、メンテナンスも手間もかかりません。手数料は払いますが、電気代やマシンが壊れる心配もしなくてよく、手軽に始められるのがメリットです」 《クラウドマイニングの極意》 投資額に応じてマイニング報酬がもらえる。仮想通貨上昇の恩恵も ― ほぼ放置でカネを増やす極意 ―