55歳年下を娶り急逝した「紀州のドン・ファン」型富裕層の特徴とは<現役愛人が説く経済学39>

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愛人バンクで若い女性を妻にした紀州のドン・ファンこと野崎幸助氏のような金持ちは多いという

 皆様こんにちは。東條才子と申します。金融機関で働きつつ、常時4~5人の男性と愛人契約を結ぶ「愛人業」を楽しんでおります。  さて連日、マスコミを賑わせております「紀州のドン・ファン」こと和歌山の会社社長、野崎幸助さん(享年77)の怪死事件。  愛人ビジネスを展開する私から見ますと、野崎さんという人物は大変興味深いように思われます。彼ほどの資産規模ではないにせよ、似たような「遊び方」をし、痛い目に遭ったことのある中高年男性は非常に多いからです。  若い女性が大好物で、「美女4000人に30億貢いできた」というドン・ファン。彼には、結婚したばかりの若妻(22)がおりました。  マスコミやネットニュースでは、この若妻にスポットを当てた報道が目立ちますが、私からすればこのようなカップルは珍しくもなんともありません。  生前に「ドン・ファン」が残したインタビュー記事(現代ビジネス『美女4000人に30億円を貢いだ「紀州のドンファン」の壮絶人生』2017年1月9日)などによりますと、Sさんはビジネスで大成功を納めたあと、まずは銀座や北新地などの高級クラブで女性を口説こうとしました。  しかし、高級クラブのホステスを「落とす」のは大変です。何度も通い、大量の酒類ボトルを入れ、ノルマの同伴にも付き合わなくてはなりません。  お客さんとして来店した時点で、ホステスは男性を「男」というより「客」として見てしまいますから、恋愛どころか一夜限りの関係になるのすら、非常に難しいのです。おまけに、ホステスに貢いだつもりが、少なくとも半分は店に中抜きされているわけですから、「なんだかなぁ」と不満を抱くお金持ちも多いのですね。  高級クラブは、有名企業の経営者が色恋抜きの「接待」に使うには最高の場所です。  取引先との関係を深め、ママとほんのり色香のある会話をし、気分よく帰宅する。中には「愛人候補」となる男性を見つけようと目を光らせるホステスもおりますが、ドン・ファンのような中小企業経営者が1人で訪れ、ホステスと体の関係をもちたいと願うにはあまりにもコストパフォーマンスが悪いのです。  身銭を切る経営者にとって、銀座のクラブは割に合わなかったのでしょう。
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効率の良さから、高級クラブから愛人バンクに流れる富裕層は珍しくない
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