愛人契約の良し悪しは企業と同じく信用力が物をいう
こんにちは。東條才子と申します。ごく普通のアラサーOLですが、「愛人」として、常時4~5名の富裕層とお付き合いをしております。
今回は、愛人業を営むにあたって、いかに顧客男性から「信用」を得るかというお話です。
当たり前のことですが、愛人契約に、法的な拘束力はございません。法律で守られた結婚制度とは異なり、愛人関係では、お客様に「別れよう」と言われたら最後。「はい、分かりました」と言って引き下がるしかありません。
顧客のAさんと私の間に、法律で決められた「扶養義務」はないのでして、どちらかがイヤになったらおしまい、ということになります。この点で、愛人関係は、法律婚よりも「ビジネスのお取引関係」に近いといえるでしょう。
ビジネスの取引関係で最も大切なのは、「信用」です。これがなければ、会社同士の取引はハイリスクなものになってしまいます。
ふつう、大企業を相手にしたお取引は、金額が大きくなっても「安心」しがちですね。その会社に「信用力」があるからです。信用力が大きいために、相手もこちらへ動かせるお金が大きくなるのです。
これが中小企業ですと、やや信用力が落ちて参ります。信用力のない企業相手に、何百億の売掛はできません。「ちゃんと支払ってくれるのだろうか」と、不安になるからでございますね(業種にもよりましょうが)。
これを、男女の関係に当てはめてみましょう。銀座の高級クラブで遊ぶ「社用族」(という言葉もずいぶん古くなりました)は、何十万、何百万というカケを作ることができます。クラブ側からすればハイリスクな高額取引も、企業名という「信用力」によって可能になるんですね。
一方、出会い系サイトで知り合った見ず知らずの男女が、最初から何十万もの取引を行うことは通常、ありえません。互いに信用力がなさすぎて、高額を動かすリスクを負えないんですね。