爆勝ち個人投資家が教える「比較的少額で購入でき、株価的に割安でお得」な優待銘柄

 名だたる億超え投資家たちも一目おく凄腕投資家として知られる、横這勝利氏。爆上げ銘柄やTOB銘柄を次々的中させ、資産は激増。昨年15億円を突破した。その中でも、株主優待目当てで500銘柄以上、1.2億円分の株を持っているという。飲食店や日用品、食べ物などの優待なら、もらうのが楽しみになる。 優待

優待利回りとPBRはチェック。家族で買って効率的に保有

 総資産15億円のうち、株式の割合は約10億円。総数700銘柄以上は持っているとのことだが、そのうち500銘柄以上が株主優待目当ての株。 「基本的には、株主優待をもらえる最低単元を持っていればいいと思います。家族で持つなど、効率よい株数を持つのは当然したいことですね。優待株を選ぶ目安としては、『優待利回り』で最低でも1%はほしいところ。もちろん絶対条件として、PBRが低く純資産が高いこと、経営に不安がないことも必須。財務状態がよく内部資産が潤沢にあるからこそ、株主優待や配当を出すことができるんです」  個人投資家や安定株主を増やそうと、企業は株主優待を導入してきた。株主優待を実施する企業は年々増加しており、今では1300社以上、上場企業の35%程度に達する。 「株主優待を実施していれば個人投資家が増えて『株主数』が増加しやすいため、新興銘柄なら東証への鞍替えや、東証2部銘柄なら『1部昇格』への期待も出てきます」  横這氏は日常生活でも物を捨てられず、株を売るのも苦手だとか。 「一度買うと、愛着を持ってしまうんです。好きで買って持ったのだから、離したくないという気持ちもあります。株主優待では長く持っていると優待内容がさらにお得になる『長期優遇制度』がありますが、ハウス食品、東洋水産、日清食品、グンゼなど、結果的に持っている銘柄の多くは長期優遇を受けることができていますね」  しかし、これだけの優待があると、使い切るのも大変では……。 「その意味では、“体験型”の優待がオススメですね。サンマルクHDやサニーサイドアップのような飲食店はもちろんのこと、伊藤園の自社製品のドリンク、日本製紙の日用品も嬉しい。イオンの優待では無料でドリンクを飲めたりお菓子を食べられる、休憩施設『イオンラウンジ』が使えますし、セントラルスポーツは1枚の優待券で2人が使えるので家族や友達とスポーツするのに最適。東急不動産HDは2万8000円ほどするリゾートホテルに1万円で泊まることができます。株主優待は使わないと意味がないですからね」  今回、横這氏が持っている優待銘柄のなかでも、比較的少額で購入でき、株価的に割安でお得なものを選んでもらった。 《優待株を買うチェックポイント!》 低PBRで優待利回りは1%以上が最低条件。家族で持って、楽しみながら使える優待株を長期保有
次のページ 
横這氏おすすめの優待株一覧
1
2
ハッシュタグ