投資をするなら必ずこの本を読め!――マネー本大賞
2017.07.19
実践的な投資テクニックから思考法、市場のトレンドや社会現象を扱ったものまで、さまざまなものが溢れるマネー本。本当に役立つのはどの作品か? 金融アナリストや現役の億超えトレーダー、マネーブロガーといったカネのスペシャリストたちが厳選した!
・私は株で200万ドル儲けた ブレイクアウト売買法の元祖「ボックス理論」の生い立ち 新装版
(ニコラス・ダーバス/パンローリング株式会社)定価:1620円
カリスマ投資家の成長を描く。
大賞に選ばれたのは、絶版となり値段が高騰していた幻の一冊。初めて目を通した若手投資家たちの興奮に満ちたコメントがネット上でも散見された。
「『私は株で200万ドル儲けた』は、1950年代当時、規格外の大金を稼いだダーバス氏の軌跡を綴ったノンフィクション作品です。当初はしょうもない投資家だったダーバス氏が、次第に勉強を重ねて稼いでいくその手法と過程は、投資の世界に身を置く人間なら必読ですね」(投資家/ブロガー・auto-ts.net管理人)
惜しくも及ばなかったのは『いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン』。
「旬のテーマを振り返るには、ちょうどいいボリューム。投資には疎いけど、これからビットコインを知っておきたい方にもオススメです」(書評家・こばやしただあき氏)
候補には重厚な内容をつぶさに追ったノンフィクション作品も挙がった。
「今年に入ってからバブルをテーマにした本が多くなっていますが、『野村證券 第2事業法人部』は、かなりのインパクトがあった。バブル期のガリバーのトップ営業マンが何をしていたかが克明に理解できる著作です。オリンパス事件に関してもつながりが見えて、非常に読み応えがある」(フィスコ マーケットアナリスト・田代昌之氏)
・運、タイミング、テクニックに頼らない!最強のファンダメンタル株式投資法
(v-com2/ダイヤモンド社)定価:1728円
人気個人投資家が実践する投資法を公開。企業の業績や資本政策、IR発表などから儲けのネタを見つける方法も伝授する。
・いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン
(大塚 雄介/ディスカヴァー・トゥエンティワン)定価:1620円
ビットコイン、ブロックチェーン、フィンテックの仕組みから、最新トピックまでを体系的&丁寧に解説。
・野村證券 第2事業法人部
(横尾宣政/講談社)定価:1944円
苛烈なノルマ、強烈な先輩、損失補填問題……。日本一儲けた会社・野村證券の黄金期を、オリンパス巨額粉飾事件で逮捕された著者が描く。
・超ど素人が極めるFX
(羊飼い/翔泳社)定価:1382円
図やイラストをふんだんに使い、知識ゼロでもFXの仕組みが直感的に理解できる。大きな失敗を回避し、初心者でも儲けられるコツを伝授。
【auto-ts.net管理人】
システムトレード専門の投資家。独自でプログラムを組み、自動売買にて日本株・FX・米国株等に投資を行う
【こばやしただあき氏】
ビジネス書の書評メルマガ「知識をチカラに!」発行人。著書に『仕事のムダを削る技術』『1つのことを長く続けられる技術』など
【田代昌之氏】
フィスコ マーケットアナリスト。新光証券(現みずほ証券)、シティバンクなどを経てフィスコに入社。MFTAの資格を保有
― このマネー本がスゴい ―
【大賞】投資界の巨人が今なお放つ輝き
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