成功を勝ち取る秘訣は「食習慣」にあった!――いったい何を食べれば?

森拓郎氏

森拓郎氏

財を成した傑物たちの関心は健康に熱く注がれる。富も名誉も自由になったうえで、人が求めるのは健康なのだ。“勝ち組”たる富裕層は、どんなメソッドを実践しているのか。取材を進めると、思わず膝を打ちたくなるような健康法のオンパレードだった。

運動指導者が明かす「稼げる男」の食習慣とは

「理想の体を得ることとお金持ちになることは非常によく似ています」  そう語るのは『稼げる男は食事が9割』などの著書で知られるフィットネストレーナーの森拓郎氏。クライアントには著名タレントやファッションモデル、女優のほか、医者や経営者などの富裕層も数多く抱えている。 「お金を上手くマネジメントする富裕層の人は、求める結果に対して何をすべきかが明確になっている、いわゆる『目的達成能力が高い人』が多いですね。そういう人はダイエットに関しても結果を出して、その後も体型維持できる傾向にあります」  逆にキャッチーなダイエット法で結果だけを求める「一攫千金の成金タイプ」はリバウンドに陥りやすい。 「食への向き合い方にも所得の差が現れます。低所得者は食べ物に対して時間を取る余裕もなく、とにかく腹に溜まるものを選ぶ傾向にある。そうやって食を雑に扱うと、睡眠の質も下がり、さらにストレス解消をアルコールでごまかす。結果的に体へ悪影響が及び、稼げなくなる悪循環に陥ってしまう」  昼食はカツ丼やカレーライス、ラーメンを早食い…そんなサラリーマンには耳の痛い話かもしれない。 「糖質過多のメニューは機能性低血糖を引き起こします。これによる眠気、イライラがビジネス上のパフォーマンスを低下させる。それを防ぐにはタンパク質やビタミン、ミネラルの栄養素を摂ることが大切です。具体的には卵、納豆などでタンパク質、緑黄色野菜や海藻類でミネラルを、ナッツやチーズなどで良質な脂質を補うことがオススメです。また買い物をする際にはパッケージの裏の成分表や原材料を見て、『自分が今、なにを食べているのか』を把握する習慣も身に付けたいですね」  体は最大の資本、食は自身への投資。ハイパフォーマンスを発揮する食習慣を身につける、これこそが「稼げる男」になるための第一歩なのだ。 【森拓郎氏】 営業職を経て、大手フィットネスクラブでトレーナーとして勤務後、独立。加圧トレーニング・ピラティススタジオ、小顔美容矯正サロンも経営。「運動指導者が断言!ダイエットは運動1割・食事9割」など著書多数。 取材・文/アケミン 撮影/仲田舞衣 ― 富裕層が実践する[超健康法]をのぞき見た! ―