キンチョーの新聞広告が話題に!まさかの「超難解折り紙」はなぜ生まれたのか?

※画像はキンチョーHPより

「キンチョー」の愛称で知られる大日本除虫菊は5月27日、新聞に「キンチョールの超難解折り紙」という広告を掲載し、それが大きく話題になりました。現在は、公式HPからはPDFでダウンロードも可能。折り方を解説した約55分の動画も公開されています。  ただの黒い紙に複雑に印刷された白い線を折りたたんでいくと……  できあがったのは、まさかの「ゴキブリ」!!!

※画像は動画「2017 KINCHO新聞広告『超難解折り紙』の折り方」より

 ツイッターでも「なんちゅうもんをつくらせてくれたんじゃ」「1時間かけてできたやつ。でかくて気持ち悪い」など、さまざまな反響が湧き上がっています。なぜこのような新聞広告を出したのか?その狙いを大日本除虫菊(キンチョー)の宣伝担当者に聞いた。 ――なぜ新聞広告にゴキブリの折り紙を? 「まず新聞広告を出すという宣伝プランがあり、それなら紙媒体ならではの広告を出そうということで、実際に手に触れて、直に楽しんでもらえる折り紙というアイデアがよいのではないかと判断しました」 ――キンチョールといえば、ハエや蚊のイメージが強いですが、ゴキブリに決まったのはなぜ? 「やはり折り紙ということで、リアルかつ、難しくても頑張れば完成できるものを考えた結果、虫。それも完成したときのインパクトがあるゴキブリがよいのではないかということになりました」 ――TVCMを含め昔からキンチョールには印象的な多いですね 「実際、広告と言うものは日常生活に必ずしも必要不可欠なものではありませんよね。それでも、わざわざ目に留めてもらえるにはどうしたらよいか。しかも今回の新聞広告は、完成に1時間かかります。それだけ時間を掛けてもらえるようなクオリティの高いものを常に目指しています」 ――確かに、今回の広告はツイッターなどSNSでもスゴい反響がありました 「掲載されたのが、みなさん比較的時間の余裕がある土曜日ということもあり、予想以上に多くの人に折り紙に挑戦していただき喜んでおります。また、こういったSNSの影響力の大きさを実感もしています」 <取材・文/HBO取材班>