明治「カール」まさかの東日本で販売休止――復活の可能性を広報に聞いた
2017.06.05
明治のスナック菓子「カール」が今月8月の生産分をもって、東日本での販売を休止することが明らかになった。カールおじさんのキャラクターで親しまれ、日本を代表するスナック菓子に起きたまさかの事態。
今後の品薄を狙ったのか、ヤフオクやメルカリなどのオークションサイトの一部では、すでに1袋15万円という高値で販売がされている。
なぜ休止に至ったのか? 今後、東日本での販売が復活する可能性はあるのか? 発売元である明治の広報担当者に話を聞きました。
――「カール」が東日本での販売を休止しますが、売り上げに東西で差があったのか?
「東日本と西日本での売り上げ比率は同等です。今回の東日本での販売休止は、生産や物流のコストなどをはじめとする収益性を総合的に考慮した上での判断です」
――売り上げはピーク時と比較して下がっていたのか?
「90年代のカールには小売ベースで年間約190億円の売り上げがありましたが、現在は60億円程度と、3分の1以下にまで減少していました。今回、社内からはカールというブランドそのものを休止してもよいのではという意見も出ました。しかし、長らくご愛顧いただいた代表的なブランドでもあり、ブランド自体を休止させるのは惜しいということもあり、西日本でのみ販売を続けることになりました」
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