環球時報編集長の論評も削除!? 中国政府系メディアは金正男暗殺事件についてほとんど報じず

CCTVオンラインが地方チャンネルとして放映する香港フェニックステレビ

 バレンタインデーの夕方に金正男氏殺害という衝撃的な一報が衝撃を世界を走った。  実際には前日の13日の午前中に発生した事件だったが、金正男氏は、マレーシアのクアラルンプール空港の主にLCCが離発着する第2旅客ターミナル(KLIA2)で犯人に襲撃されて病院へ搬送中に死亡したとマレーシア当局が発表した。  そもそも今回の事件は、マレーシア発の中国語メディアが伝えているものが多い。しかし、当初、殺害方法が毒針だったのが布やスプレー噴射に変わったり、襲撃現場も搭乗口近くから自動チェックイン機前へ変わったり、容疑者として防犯カメラが捉えた北朝鮮女性とされた人物はベトナム人だったり、実行犯も2人の北朝鮮女性工作員から多国籍6人へと変更されたりと情報が錯綜しており、それを基に報じる各国マスコミも翻弄されている。  こうした情報について、事件に関心が高い日本や韓国は大きく取り上げているが、北朝鮮と親しい中国ではどのように報じられたのか?
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沈黙を守る政府系メディア
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