クリントンの“顔芸”は戦略の一環だった! 大統領選テレビ討論会でもおおいに活用【微表情学】
2016.09.29
みなさん、こんにちは。空気を読むを科学する研究所代表取締役の清水建二です。
本日は、9月26日の夜(日本時間9月27日午前)に行われたアメリカ大統領選のテレビ討論会で見せたトランプ氏とクリントン氏の表情から学べることを考えてみたいと思います。
テレビ討論会を観た多くの視聴者が直感的に感じたことは、不満のトランプ、余裕のクリントンという構図だったと思います。このイメージは、テレビの音声を消して、両氏の話している内容を聞かなかったとしても感じられてきたと思います。
このトランプ・クリントン両氏から醸し出された対照的な空気は何だったのでしょうか?
討論会全体を通して観られた最も特徴的な表情は、終始眉間にしわを寄せながら意見を述べていたトランプ氏の表情と、眉を時折上げ、笑顔で意見を述べていたクリントン氏の表情です。
眉間のしわが発するイメージは、集中、堅苦しい、怖い、というものです。眉上げと笑顔が発するイメージは、興味・関心、そしてポジティブ感、というものです。
これらのイメージを私たちは意識・無意識問わず抱きます。その理由は二つあります。
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