LINEアカウントがあれば誰でも持つことができ、支払い時には通知が来るため不正利用もわかる
「現在“最強の一枚”と言えるのは『LINE Pay カード』でしょう」と語るのはポイント研究サイト「ポイ探」社長でクレジットカード専門家の菊地崇仁氏だ。同カードは厳密にいえばプリペイドカードだが、他のクレカにはない魅力があるという。「これまで、クレジットカードの基本還元率はもっとも高いものでも1.5%でした。だが、このカードは2%。しかも有料の高還元率カードが多いなかでも年会費は完全無料です。使い勝手も申し分なく、1000ポイントからカードに再チャージできるので現金のような感覚で使える。Pontaやアマゾンギフト券にも交換できるので、使い道には困らないはずです」
年会費・還元率・ポイントの使い勝手のすべてを押さえている格好だが、デメリットはないのだろうか?
「公共料金など一部の支払いには使えないのが玉に瑕ですが、JCB加盟店なら普通に使えて、チャージ上限が1000万円なのでクレカと変わりません。チャージはアプリ上やコンビニなどから簡単にできます。気をつけたいのは、カードの紛失。あくまでもプリペイドカードなので厄介な部分も」
紛失時のリスクに関しては「Suicaをなくした」と考えればわかりやすいだろう。アプリ経由で利用停止はできるが、その前に使い勝手のよさが悪用されてしまうリスクは孕んでいるという。
「ただ、他のクレジットカード会社などと同様に、資金移動業者としての登録もあるため過度に心配する必要はありません。知名度が低いためか利用者をあまり見かけませんが、非の打ちどころがないカードだと言えますよ」
セカンドカード選びに迷っている人ならば、十分に検討の価値はある?<文/HBO取材班>