こういった権力者タイプの上司との上手く付き合うために必要なことは「あえて負けを認めること」となります。
そもそも、権力者タイプは強くありたい、弱音を人に見せたくないという気持ちが強いんです。
なぜかというと弱音を人に見せるということは相手につけいる隙を与える・負けを認めることだという思いが強いからです。なので、こちらから「じつは相談があるのですが……」と、敢えて弱音を見せ相談をもちかけてみると権力者タイプは途端に優しくなることがあります。
このタイプは、「心を許した相手には優しい」ので、相談を持ちかけられると「俺がなんとかしてやろう」と面倒見のよさを発揮するわけです。
そして相談に乗ってもらったあとは「心強い」「頼もしい」など〝強さ〟を連想させる単語を交えてお礼を伝えると、尚相手の自尊心を高めてあげられるので、よりよい関係を築きあげられるでしょう。
一方、もし自分がこのタイプかも?と思う方は、瞬発的な怒りをぐっと抑え口調が厳しくなりすぎないように意識することで、より周囲から慕われるということを忘れないようにしましょう。
<文/原田まりる Twitter ID:
@HaraDA_MariRU>
85年生まれ。京都市出身。作家・哲学書ナビゲーター。高校時代より哲学書からさまざまな学びを得てきた。著書は、『私の体を鞭打つ言葉』(サンマーク出版)。元レースクイーン。男装ユニット「風男塾」の元メンバー。哲学、漫画、性格類型論(エニアグラム)についての執筆・講演を行う。ホームページ(
https://haradamariru.amebaownd.com/)