トヨタも導入した「暗闇の研修」ってなんだ!?

 ドイツ生まれのユニークな人材研修が人気を集めている。その名も「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。

 トヨタや清水建設、東京海上日動、みずほ証券などここ数年で500以上もの企業・団体に導入され、利用数は毎年約2割増しというほど急速に伸びているという。

 一体どんな研修なのか、そしてその真価とは? ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表・志村真介氏に話を伺った。

ドイツ生まれの「暗闇」で行う研修

志村真介代表

 各企業との具体的なアプローチにふれる前に、そもそも、ダイアログ・イン・ザ・ダーク(以下、DID)の研修内容を説明してもらおう。

「1988年にドイツで生まれ、これまで世界39か国で開催されています。その内容自体はシンプルで、照度ゼロの真っ暗闇で、チームのメンバーで共同作業をするというもの。さらに『アテンド』と呼ばれる視覚障がい者のスタッフが案内役としてつきます」

 照度ゼロは、自分の手さえ視認できない漆黒の暗闇。そして、照度ゼロの空間では、何時間たっても“暗闇に目が慣れる”ことはないため、最後まで視覚を使わずに研修を進めることになる。

 人間の五感のうち、視覚情報は約9割を占めているという話もあるが……。この視覚を遮断することで、いったいどのような効果を生むのか?

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暗闇が生み出す“フラットな関係”

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