メニューバーの右側あるマイク型のアイコンから起動することができるほか、ショートカットキーで起動することもできるようだ。
ここ数年、年中行事のように、Macファンを賑わせる話題といえば、OSの大型アップデートだ。そして今年も、秋にOS X 10.12のアップデートが行われるのではないかという噂が流れ始めている。この最新OS、一体どういうものなのだろうか? その全貌を探ってみた。
Appleに関する情報を専門に扱う米国メディア「9to5mac」によると、次期メジャーアップデートとして予定されている最新OSの名称は「OS X10.12」 、コードネームは「Fuji」となる見通しだという。従来のコードネームがワインやブドウにちなむものが採用されていたことから、アップルだけに人気のリンゴ品種「ふじ」から名付けられたのではないかという憶測も飛び交っている。
そして、目玉機能となるのが、iPhoneユーザーにはすっかりお馴染みの「Siri」の実装。すでにiOS以外にtvOSにも実装されている同機能は、以前からOS Xでも繰り返しテストが行われてきたようだが、ここにきてリリースに向けた動きが本格化している。
実装されるSiriは、基本的にはiOSに搭載されるものに近く、9to5mac が公開したSiriの起動画面や情報を見る限り、メニューバーやショートカットから起動できる模様。iOSと同様に波紋状のインタフェースが採用されているが、あくまでもテスト段階なのでデザインは変更される可能性もあるようだ。また、設定によって、Mac起動時にSiriを立ち上げるか否かを選択することができるほか、Macの電源が入っている状態なら「Hey Siri」が利用できるとのことだ。
現時点で噂されているOS X 10.12に関する情報は、まだごく僅か。しかし、6月に開催される開発者向けイベント「WWDC2016」でOS X 10.12が発表される可能性が高いとみられている。
いずれにしても、今年もりんごの美味しい季節が近づくにつれ、新たな機能と感動を届けてくれる新バージョンに対する期待が高まっていくことは間違いなさそうだ。<文・写真/古作光徳>
【古作光徳】
パソコン関連誌の編集部を経て、2006年にライターとして独立。主にパソコンやスマホ、家電関連誌などを中心に活動中。近年は車やバイク、将棋など、趣味関連誌の執筆や編集にも携わっている。
ソース「9to5mac」
http://9to5mac.com/2016/02/24/apple-siri-osx-10-12-2016/