世界の家事分担は? 掃除・洗濯に関する世界的な意識調査が発表

掃除・洗濯製品はどこで買われるか?

 調査の結果、すべての地域で、掃除用品の購入場所として現代的な小売店が最も多く選ばれているという。回答者の4分の3超(77%)が、過去12か月に家庭用掃除用品を大規模小売チェーン(大型小売店やハイパーマーケット)で購入したと答えている。  Eコマースが目立って多かったのは、アジア太平洋地域だ。過去12か月に家庭用掃除消耗品をオンラインショップで購入したと答えた回答者は、アジアが37%なのに対し、全世界では23%となっている。オンラインショッピングは、特にインド(48%)、中国(43%)、韓国(43%)の順で人気がある。  前出のピーターズ氏は、こうしたEコマースに関する調査結果を受けて、「Eコマースが家事用品の販売に占める割合は、いまはごく小さなものにすぎませんが、特にアジアで急速に成長しています。アジアの経済成長が家庭用掃除用品の販売を押し上げるなか、従来の実店舗を持つ小売店と純粋なオンラインのみの小売店の両方と強固な関係を構築し維持することは、この成長を有効活用するうえで重要になるでしょう」とコメントする。

どこを見て消費者は製品を選ぶか?

 また、家庭用掃除用品で重要視するポイントは61%が性能(よく汚れが落ちること)が家庭用掃除用品を選ぶうえで非常に重要だと回答しているように、性能と効果はもっとも重要な要素である。  製品決定の補助的特性としては、使用・保管しやすい包装(29%)や家族のニーズにマッチするサイズ(28%)など、主に使い勝手やサイズ感の要素を挙げているが、26%がオーガニックや天然由来減量が重要だと答え、24%が環境に優しく持続可能な包装が重要だと応えるなど、環境意識に高い消費者もいた。 参照:The Dirt on Cleaning: Men Share More of the Load Than You Think <文/HBO取材班 photo by jarmoluk (pixabay)
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