この判決に強い不満を示しているのがネイマールの父親ネイマールパパだ。2018年にバルサとの契約が切れるが、バルサが契約を更新したいのであれば、〈スペイン以外の国で発生する今回のような罰金はバルサが負担するという条項を契約に加えないのであれば契約の更新はしたくない〉と言明しているという。(参照「
El Confidencial」)。
そのような主張をする根底にあるのは、ブラジルで所得申告を実際よりも低額で申告したのはバルサとの公表された金額に添う額で申告しているからで、勿論、このような契約では実際に支払われる金額は公表された額よりも多額であるというのが慣例になっている。
またネイマールパパが強気なのは英国のマンチェスター・ユナイテッドが来シーズンに備えてネイマールと契約したがっており、その移籍料として1億9000万ユーロ(210億円)をバルサに支払う用意があるということだ。またマンチェスター・シティーも同様の金額を提示する構えだという。前者にはモウリーニョ氏、後者にはグアルディオラ氏がそれぞれ監督に就任する予定になっている。